ビットコインを通貨として使用する「ブラジル3つの観光都市」Coinext報告

ブラジル3つの観光都市でビットコイン決済

ビットコイン(BTC)は長期的な価格上昇などで「価値の保存手段」として注目されていますが、その一方では「世界中の様々な地域で使える新しい通貨」としての魅力も有しています。

エルサルバドルでは、ビットコインが「法定通貨の1つ」として採用されていますが、現在はブラジルの観光都市でもビットコインが「通貨」として使用されていると伝えられています。

ブラジルで仮想通貨取引サービスを展開している「Coinext」の報告によると、ブラジルの観光地である「サン・トメ・ダス・レトラス、ジェリコアコアラ、ロランテ」では、日常生活の支払い手段としてビットコインが使用されているとのことです。

同地域では、ビットコインを安い手数料で少額送金できる「ライトニング・ネットワーク」を用いてBTC決済が行われているとのことで、4月1日に公開された記事では同地域の成功事例について以下のように報告されています。

サン・トメ・ダス・レトラス

サン・トメ・ダス・レトラスは、ミナス・ジェライス州の主要な観光都市の一つであり、数十の地元企業が「ビットコイン決済対応」のステッカーを提示している。

この都市の人口は8,000人程度であるものの、山々の高いところに位置しているため、市内のどこからでも素晴らしい景色を眺めることができる。

ビットコイン決済は「Wallet of Satoshi」や「Blink」などのウォレットを通じてライトニング・ネットワーク経由で行われていて、地元のスーパーなどでもビットコイン決済が可能、子供達もビットコインに興味を持っている。

伝統的な支払い方法に比べるとビットコイン決済はまだまだ一般的ではないものの、これは人々が「”弱い通貨”である法定通貨よりも、ビットコインを保有し続けていたい」と思っているのが理由。

ジェリコアコアラ

ジェリコアコアラは「Praia Bitcoin」としても知られるブラジル北東部に位置する観光都市であり、ビットコインを通貨として使用した先駆者でもある。

ビットコインをベースとした経済システム「ビットコインビーチ」を導入したエルサルバドルのエル・ゾンテ村から着想を得たジェリコアコアラでは、ビットコイナーであるフェルナンド・モトレーゼ氏と共にBTCプロジェクトが推進され、BTC関連の教育活動も推進された。

最初は2年間使われていなかったコンピューターを修理することから開始され、この募金活動ではビットコインビーチから「0.1 BTC」の寄付も行われた。

現在はビットコイン決済を受け入れる企業が複数誕生している。

ロランテ

ロランテは、ブラジル南部に位置する人口21,000人の都市。しかし、この地域では200以上の企業が主要な仮想通貨による支払いを受け入れている。

ビットコイン導入を推進したのは「Bitcoin É Aqui」と呼ばれるプロジェクトを設立した夫妻で、商業分野でのビットコイン推進に加えて、全国からビットコイナーを集めた「ビットコイン祭りイベント」なども開催された。

ロランテでは、実際にビットコイン導入が観光促進に繋がっていて、ビットコイン決済を受け入れている販売業者の大部分はライトニング・ネットワークを用いてBTC決済を処理している。

ビットコイン決済対応店舗は世界的にも増加中

ビットコイン決済に対応する店舗は過去数年間で順調に増えていると報告されており、今年1月にはBTC決済を利用できる世界中の店舗情報を掲載している「BTC Map」のデータに基づいて『BTC決済対応店舗数が1年間で3倍に増加した』ということも報告されています。

日本でも仮想通貨決済に対応する店舗は徐々に増えているようで、SNS上などでも「仮想通貨決済に対応した」という報告が毎年行われています。

ビットコインは世界中の様々な地域で広く利用されているため、旅行する際などには「ビットコイン決済対応店舗」なども視野に入れなgら計画を立ててみると面白いかもしれません。

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Coinext記事

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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