Cardanoウォレット「YOROI」カスタムウォレットアドレスに対応|ADA Handle・CNSなど

カスタムアドレスへの仮想通貨送金が可能に

カルダノ(Cardano/ADA)の公式商業化部門である「Emurgo」は2024年2月1日に、カルダノの仮想通貨ウォレットである「Yoroi Wallet」がカスタムウォレットアドレスに対応したことを発表しました。

カスタムウォレットアドレスとは、複雑な英数字のウォレットアドレスを「myname.ada」などの簡単な文字列に置き換えたアドレスのことであり、現在は様々なネーミングサービスが展開されています。

Yoroi Wallet(ヨロイ・ウォレット)は今回、以下3種類のネーミングサービスに対応したことを発表しており、これによって「ken.ada」や「$charles」などの簡単なウォレットアドレスを使用してADAやNFTなどのカルダノ関連暗号資産を送信できるようになったと説明されています。

  • ADA Handle
  • Cardano Name Service(CNS)
  • Unstoppable Domains

ADA Handleとは?

ADA Handleは、Cardanoブロックチェーンを活用したNFTとして発行される「$—」形式のカスタムウォレットアドレスを提供するサービス。

英数字・ダッシュ・アンダースコア・ピリオドを用いた15文字以内で「$myname」といったハンドル名を取得することが可能。更新料は不要。

Cardano Name Service(CNS)とは?

Cardano Name Service(CNS)は、Cardanoブロックチェーンを活用したNFTとして発行される「.ada」形式のカスタムウォレットアドレスを提供するサービス。

CNSはカルダノネットワーク上のソーシャルネットワーキング用プラットフォームであり、「.ada」形式のドメインを使用してCardano上で安全にソーシャルプロファイルを作成・管理できるようにする。

CNSのミントプロセスは完全に分散化されていて、トークン名の重複を防いで、Plutusで検証された一意のNFTを保証するために、すべてのレコードがオンチェーンに保存される。

Unstoppable Domainsとは?

Unstoppable Domainsは、複数のブロックチェーンに対応したNFT形式のWeb3ドメインを提供するサービス。

「.Wallet」「.crypto」「.nft」などといった様々な種類のドメインを取得することが可能で、ドメイン取得後はそのドメインでウェブサイトを作成したり、自分の各種ウォレットアドレスを紐づけたり、Web3ドメインを使用して仮想通貨を送受信したりできる。

Web3ドメイン取得後は更新料なしで永久にドメインを使用することが可能で、NFTマーケットプレイスで売買することもできる。最近ではチャット機能・グループチャット機能などの提供も開始された。

Yoroiでカスタムアドレスを使用する方法

Yoroi Walletでは「モバイルアプリ」と「ブラウザ拡張機能」が提供されていますが、リリース時点ではブラウザ版でカスタムウォレットアドレスが利用可能となっています(モバイル版も近日対応予定)。

ブラウザ版のヨロイウォレットでカスタムウォレットアドレス宛に仮想通貨を送信する場合には、通常の「送信」タブに移動して、送信先アドレス入力欄に「送信したいカスタムウォレットアドレス」を入力することで、対象アドレスに仮想通貨を送信することができます。

送信先アドレス入力時には、アドレスが存在する場合には「緑色のチェックマーク」が付き、アドレスが存在しない場合には「赤色のエラーメッセージ」が表示されるため、誤送金も事前に回避することが可能です。

なお、ヨロイウォレットで仮想通貨を送金する場合には、オプション機能で「メモ」を書くことも可能です。

Yoroi Walletの仮想通貨送金画面Yoroi Walletの仮想通貨送金画面

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EMURGO発表

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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