ソラナ上の分散型オラクルネットワーク「ピスネットワーク」、PYTHのエアドロップ開始

ピスネットワークがPYTHのエアドロップ開始

ソラナ(Solana)基盤の分散型オラクルネットワークサービス「ピスネットワーク(Pyth Network)」が、ネイティブトークン「PYTH」のエアドロップ(無償配布)開始を11月20日発表した。

「PYTH」のエアドロップ受け取り期限は、2024年2月18日14:00(UTC)までとなっており、エアドロップの対象者は、公式のウェブサイトにソラナ互換のウォレットを接続すると、エアドロップで受け取り可能な「PYTH」の枚数を確認できる。

なおエアドロップの対象者は、過去に同サービスを活用したアプリケーションの利用者が対象となっている。これはソラナに限らずイーサリアム(Ethereum)やアバランチ(Avalanche)などのEVM系チェーンや、スイ(Sui)やアプトス(Aptos)といったMove系チェーンの利用者もエアドロップの対象とのこと。

「PYTH」の価格はエアドロップ開始以降0.54ドル(約81円)となったが、数分後には0.27ドル(約41円)まで下落した。なお記事執筆時点でその価格は0.34ドル(約51円)となっており、時価総額については5.1億ドル(約763億円)となっている(11/21 16:10コインマーケットキャップ調べ)。

「ピスネットワーク(PYTH)」とは

「ピスネットワーク」は、正確な市場データ提供を目標としており、バイナンス(Binance)やオーケーエックス(OKX)、ビットバンク(bitbank)をはじめとした多くのブロックチェーン関連企業が市場データの提供者として協働している。

同サービスではスマートコントラクト内にコードを挿入して、オンチェーン上で市場データを取得しブロックチェーンアプリケーションで活用できるだけでなく、オフチェーンでもデータの利用が可能となっている。

なお「ピスネットワーク」のネイティブトークン「PYTH」は、ソラナのトークン規格であるSPLトークンとして発行されており、同ネットワーク上の担保資産としてやガバナンストークンとして利用されるとのこと。ユーザーは「PYTH」を同ネットワークのステーキングプログラムにロックし、コミュニティのガバナンス提案に投票できる。

「PYTH」の総発行枚数は100億枚で、そのうち85パーセントをロックアップした状態から毎月一定量をアンロックしていき7年間かけて市場流通量を増加させる計画を予定しているという。

エアドロップに使用される「PYTH」は、この総発行数のうち「Community and Launch」として割り当てられている6億枚から利用されるもので、ソラナブロックチェーン上で発行されるとのことだ。

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参考:ピスネットワーク
images:iStocks/namaki

参照元:ニュース – あたらしい経済

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