ファントム財団関連のウォレットで「ハッキング被害」ETH・FTMなどの流出報告

ファントム財団の資産含む複数の仮想通貨が流出

ファントム(Fantom/FTM)のネットワーク運営を支えている非営利団体であるFantom Foundation(ファントム財団)は2023年10月18日に、ファントムに関する複数のウォレットでハッキング被害が発生し、複数の仮想通貨が流出したことを発表しました。

当初の報告では「Google Chromeを介したゼロデイ攻撃(修正されていない脆弱性を悪用した攻撃の一種)があった」と報告されていましたが、ファントム財団は18日の投稿で「攻撃のメカニズムは現在調査中である」と説明しています。

また、今回のハッキングで影響を受けたウォレットの一部には「Foundation Wallets」とラベル付けされていたものの、このウォレットは従業員に割り当てられた財団が使用していないウォレットであったため、「今回の攻撃は個人を標的とした攻撃である」とも説明されています。

盗まれた暗号資産の中には、ファントム財団が保有する約55万ドル(約8,200万円)相当の資産が含まれていたとのことですが、「ファントム財団が保有する資金の99%以上は影響を受けておらず、安全に保管されている」とも報告されています。

本日未明、少数のFantomウォレットが侵害されたとの報告を受けております。現時点では、ファントム財団が保有する約55万ドルの資金を含むウォレットが影響を受けたことを確認できています。ファントム財団の資金の大部分(99%以上)は影響を受けておらず、安全であることが確認されています。

当初は、Google Chromeを経由したゼロデイハッキングの報告がありましたが、攻撃のメカニズムについては現在調査中です。ファントムの従業員の個人ウォレットが侵害されました。これらの影響を受けたウォレットの一部は「Foundation Wallets」とラベル付けされていましたが、これは組織に利用されていないものであり、ファントムの従業員に再割り当てされていたため、個人を狙った攻撃となります。

この従業員が紛失した資金は現在追記・調査中です。

今回盗まれた仮想通貨の詳細についての公式発表は行われていないものの、「CertiK Alert」は17日時点で47万ドル(約7,000万円)相当のFTMと、18万7,000ドル(約2,800万円)相当のETHが盗まれたと報告しています。

なお、盗まれた暗号資産は約10億円に相当する「4,501.48 ETH」が保管されているウォレットにまとめられたとも報告されています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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