クロスチェーンプロトコル「Axelar」がマイクロソフトと提携、ブロックチェーンの相互運用性製品の提供に向け

AxelarがMicrosoftと提携

クロスチェーンプロトコル「アクセラーネットワーク(Axelar Network)」が、米マイクロソフト(Microsoft)とのパートナーシップ締結を7月11日発表した。

アクセラーによるとこのパートナーシップは、データ統合と相互運用性レイヤーの構築を通じてブロックチェーンの普及を促進し、企業からweb3スタートアップまでの全ての人がより簡単にブロックチェーンを利用可能にすることを目的としているという。

また両社は、プライベートチェーンとパブリックチェーンを接続し「Azure OpenAIサービス」を活用することで、web3で全く新しい体験を生み出すことへの探求についても合意したとのこと。

アクセラーはパートナーシップの一環として、異なるブロックチェーン上のアプリケーションを統合可能にするアクセラー提供の機能「ジェネラルメッセージパッシング(GMP:General Message Passing)」を「マイクロソフトアジュールマーケットプレイス(Microsoft Azure Marketplace)」で提供するとのことだ。

ちなみに「ジェネラルメッセージパッシング」は別のブロックチェーンのスマートコントラクトを呼び出すことができる機能である。

アクセラーネットワークのツイッターによると共同創業者セルゲイ・ゴルブノフ(Sergey Gorbunov)氏は「ビジョンを共有したことで、私たちはマイクロソフトと提携し、急成長中のweb3スタートアップからグローバル企業まで、Azureコミュニティに拡張可能な相互運用性レイヤーを提供することになりました」とし、また「マイクロソフトと協力することで、ブロックチェーン対応のオープンAIサービスや、将来のWeb3アプリケーションへのAIの統合など、web3における他の新しいフロンティアの可能性も追求できるようになりました」と述べている。

Axelarとは

アクセラーは、異なるブロックチェーンを跨いだアプリケーションの実装を容易にするためのハブとなるパブリックブロックチェーン。 ・コスモスの独自ブロックチェーン開発キット「CosmosSDK」を利用して開発されているプルーフオブステークモデルのブロックチェーンであり、ネイティブトークン「AXL」を発行している。

なお大手DEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)は6月、クロスチェーン展開を進めるためのブリッジングプロトコルとして「ワームホール(Wormhole)」とともに同プロトコルの採択を承認している。

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    参考:アクセラー
    デザイン:一本寿和
    images:iStocks/jittawit.21

    参照元:ニュース – あたらしい経済

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