Lightning Labs:AI関連の開発で「ビットコイン」を活用できるツールセットを発表

人工知能とビットコインを繋ぐツールセットを発表

ビットコイン(BTC)を安い手数料で迅速に送金できるセカンドレイヤー技術「Lightning Network」の開発を行なっている「Lightning Labs」は2023年7月6日に、ビットコインやライトニングネットワークを活用したAI製品を構築するためのツールセットを発表しました。

今回発表されたツールセットは、人工知能(AI)やライトニングネットワークの開発者向けの新しい開発者ツールとなっており、これによってビットコインとAIを組み合わせた大規模言語モデル(LLM)を開発できるようになると伝えられています。

このツールを利用する開発者は、人間とエージェント(独立して動くソフトウェア)の両方にとって、よりアクセスしやすいAIインフラを構築できるようになるとのことで、これらのツールはLightningネイティブ認証メカニズムである「L402プロトコル」と、AIエージェントの作成を簡素化するためのライブラリ「Langchain」に基づいて構築されていると説明されています。

具体的には、エージェントがビットコインやライトニングネットワークと直接対話できるようにするツールスイートである「LangChain Bitcoin」や「LLM Agent BitcoinTools・L402 HTTP API Traversal・Aperture・L402 bLIP」などとについての詳しい説明がなされています。

「LLM Agent BitcoinTools」は、OpenAIのGPT関数を呼び出して活用できる一連のツールであり、これを利用すればBTC残高を管理したり、ライトニングネットワークでBTCを送受金したり、ライトニングノードとやり取りできるエージェントを作成することができるとされています。

AI開発における支払いの問題に対処

今回の発表の中では「AI開発やトレーニングには費用がかかるが、現在の大規模言語モデル(LLM)にはそれに適した決済メカニズムが欠けている」という問題点についての指摘もなされています。

Lightning Labsは、知能を持つLLMやAIエージェントを「急速に成長している”組織体”」と表現しており、そのような組織体は「事業者」ではないため、クレジットカードなどといった法定通貨の決済システムには簡単にアクセスすることができないと説明しています。

しかし、ビットコインやライトニングネットワークを組み合わせることが可能になれば、AIエージェントや開発者がより効果的に支払いやリソースの利用を管理できるようになるため、開発者コミュニティによる革新的なアプリケーションの構築を促進することができると期待されています。

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Lightning Labs発表

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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