フィンシア(FINSCHIA/FNSA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説
LINE(ライン)関連の暗号資産・ブロックチェーンとしても知られる「フィンシア(FINSCHIA/FNSA)」に関する基本情報・概要・取扱う仮想通貨取引所などを初心者向けにわかりやすく解説します。
フィンシア(FINSCHIA/FNSA)とは?
フィンシア(FINSCHIA/FNSA)とは、LINEグループが展開している複数のサービスで採用されている暗号資産・ブロックチェーン・プラットフォームです。
LINEは元々「LINE Blockchain」と呼ばれる独自ブロックチェーン上で「LINK(LN)」と呼ばれる暗号資産を発行していましたが、2023年5月25日にLINKのメインネットアップグレードが完了したことを受けて、LINK(LN)の名称がFINSCHIA(FNSA)へと変更されることになりました。
また、LINKの運営主体は「LINE TECH PLUS PTE. LTD.」となっていましたが、FINSCHIAの運営主体は「Finschia Foundation」に変更されています。
運営主体や名称の変更はあったものの、FINSCHIA(FNSA)自体はLINEグループの様々なサービスでサポートされており、暗号資産FNSAもLINEの暗号資産取引サービス「LINE BITMAX」で売買することが可能となっています。
フィンシア(FINSCHIA/FNSA)の特徴
フィンシア(FINSCHIA/FNSA)の特徴としては以下のようなものが挙げられます。
LINE関連の各種サービスで採用
フィンシア(FINSCHIA/FNSA)は、LINEグループで展開されている各種サービスで採用されているため「LINE独自の暗号資産」としても知られています。
仮想通貨FNSAはLINEの暗号資産取引サービス「LINE BITMAX」で取引することが可能で、LINE BITMAXで不定期開催されている各種キャンペーンでもFNSAが報酬として頻繁に利用されています。
また、対象のサービスを使用することによって”FINSCHIA引換券”を貯めることができる「FINSCHIA Voucher Program」と呼ばれるプログラムなども展開されているため、LINE関連のサービスを普段から利用している方には魅力的な暗号資産となっています。
エコシステム貢献者への報酬提供
Finschiaは、Finschiaのエコシステムに貢献して価値を生み出した人々に報酬を与えることによって、エコシステムと参加者の両方が共に成長できる仕組みを構築しています。
具体的には、ネットワークの安定性を維持する役割を担う「バリデータ」や、FINSCHIAをバリデータに預け入れる「ステークデリゲータ」が代表的な貢献者として挙げられています。
また、Finschia上での取引や支払いを行い、直接的/間接的にネットワークの価値を高める「サービス開発者」や「ユーザー」なども貢献者に含まれます。
報酬提供の形は様々で、毎日の取引や決済利用など誰でもできる活動でも報酬が付与されているため、仮想通貨についてあまり詳しくない方でも簡単にFinschiaのエコシステムに参加することができます。
決済・ステーキングなど複数の使用用途
FNSAは、各種サービスにおける支払いだけでなく、バリデータへの委任(ステーキング)による追加報酬の獲得・トランザクション手数料の支払いなどにも利用されます。
トランザクションには「送金・報酬支払い・スマートコントラクトのアップロード・ブロックチェーンベースのネットワーク内でのコイン/データの転送」などといったネットワークの使用に関する項目が含まれており、課せられるトランザクション手数料はサービス内容などによって変化する仕組みとなっています。
FNSAの具体的な用途としては以下のようなものが挙げられています。
- 各種トランザクション手数料の支払い
- ステーキングによるネットワーク貢献報酬の獲得
- 音楽・映画・漫画・小説などへの支払い
- 商品やサービスへの支払い・割引など
- アプリ内決済・個人間送金・投げ銭など
- アイテムのトレード・キャラクター強化など
- 暗号資産取引所の手数料支払い・手数料割引など
拡張性・相互運用性を備えた分散型ネットワーク
Finschiaは「高い拡張性と相互運用性を備えたオープンな分散型ネットワークを構築すること」を目標としています。
ブロックチェーン技術が今後さらに普及して多くの人々に利用されるようになっていくことを踏まえて考えると、ユーザーやトランザクションの増加に対応できる拡張性や、利便性を高めるための相互運用性が重要であり、そのような機能を備えつつ分散性も保つ必要があります。
Finschiaはそのような”拡張性・相互運用性を備えた分散型ネットワーク”を構築するために「Finschia Governance」を導入して、ットワークの方向性・方針・発展性を提案・決定するオンチェーンガバナンスシステムを導入しています。
Finschia Governance
Finschia Governanceは、第3世代Finschia Mainnetに新たに追加されたオンチェーンガバナンスシステムであり、効率的に協議して、誰もが結果を確認できるように設計されています。
ガバナンスメンバーは、Finschiaの技術・事業・政策などの大きな変更に関連する提案に対して投票を通じて意思決定を行います。また、各メンバーはFinschia MainnetにFINSCHIAを預け入れ、バリデータノードを運営し、それに相応する報酬を受け取ることができます。
Finschia Governanceメンバーは、合意アルゴリズムに基づいてブロックを検証する「バリデータノード」であり、バリデータとして以下の役割を担っています。
- ブロック生成への参加
- Mainnetセキュリティ
- 実行安定性と性能のためにアップグレード
- フィードバックおよびレポート
- フルノード運営
- バリデータとして参加
- ガバナンス参加
高速かつ低コストな取引環境
FINSCHIA(FNSA)は、高い機能性と安定性を備えたより強固なブロックチェーンエコシステムの実現に向けて「Ostracon(オストラコン)」と呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズム(取引承認・合意形成の仕組み)を採用しています。
また、オンチェーン上で検証可能なランダム性を提供する技術である「VRF(Verifiable Random Function)」も追加されています。
公式発表によると、これらの仕組みを導入することによって、FINSCHIAは「イーサリアムに比べて400倍速い取引速度を持つネットワークの提供」と「ネットワーク利用料(ガス代)の98%削減」を実現していると報告されています。
FINSCHIA(FNSA)の基本情報
トークン名称 | FINSCHIA(フィンシア) |
ティッカーシンボル | FNSA |
最大発行枚数 | 1,000,000,000 FNSA |
コンセンサスアルゴリズム | Ostracon(PBFT+DPoS+VRF) |
運営主体 | Finschia Foundation |
FNSAの価格・チャート
FNSAを取扱う仮想通貨取引所
フィンシア(FINSCHIA/FNSA)は、LINEのサービス内で提供されている暗号資産取引サービス「LINE BITMAX」に上場しているため、LINE BITMAXの口座開設を行えば日本でも売買することが可能です。
FNSAを取り扱っている代表的な暗号資産取引所としては以下のような取引所が挙げられます。
【日本国内の暗号資産取引所】
・LINE BITMAX(ラインビットマックス)
【海外の暗号資産取引所】
・Gate.io(ゲートアイオー)
・Huobi(フォビ)
・Bittrex(ビットトレックス)
・Bithumb(ビッサム)
BITMAXの詳細はこちら
FINSCHIA(FNSA)関連リンク
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