JR九州:Astar Network活用した「鉄道業界初のNFTプロジェクト」展開へ
Astar Network活用「JR九州NFTプロジェクト」開始
九州旅客鉄道株式会社(JR九州)と株式会社ピー・アール・オー(PRO)は2023年5月9日に、NFTを活用した鉄道業界初のプロジェクト「JR九州NFT」プロジェクトを開始することを発表しました。
JR九州NFTプロジェクトは「JR九州がNFTを活用して新しい価値や九州の楽しみ方を提案するプロジェクト」となっており、NFTの発行では日本発のパブリックブロックチェーンである「Astar Network」が使用されるとも説明されています。
なお、JR九州NFTプロジェクトではPROの子会社でありながらAstar Japan Labの登録会員企業でもある「株式会社CryptoLab」が提供する「ValueBase NFT」と呼ばれるサービスが採用されているとのことです。
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JR九州NFTプロジェクトとは?
JR九州NFTプロジェクトでは、NFTを”コレクションや売買のためのコンテンツ”としてのみ使用するのではなく、駅・列車・バス等の交通関連に加えて、商業・宿泊施設などの利用に対してNFTを配布することによって「記念」や「証明」として楽しめるサービスを提供していくことが検討されているとのことです。
また、保有するNFTの種類や数に応じて新たなNFTがプレゼントされたり、サービスが受けられるなど、暮らしに嬉しい特典も用意する予定だと説明されています。
JR九州は「JR九州NFT」を通じて利用者との新たな関係性を構築することを目指しているとのことで、現在検討中の取り組みや特徴としては以下のようなものが挙げられています。
- NFTを取り扱うJR九州独自の販売サイトである「JR九州NFT」を新設
- 「JR九州NFT」は、暗号資産ではなく日本円による決済でNFTコンテンツの購入が可能
- 駅や列車・バス・関連施設等の利用でNFTコンテンツの取得が可能
- 保有するNFTコンテンツ・数量等によって、限定NFTやサービス等の特典が受けられる
- 保有するコレクションは、販売サイトと連携したウォレットでスムーズに確認できる
- ウォレットへは、通常のログインに加え、ウォレットカードをスマホにかざす方法でもアクセス可能
- GoogleChrome、AppleSafari、MicrosoftEdgeの各ブラウザに対応
プロジェクトの正式な開始時期は2023年7月を予定、販売・配布するNFTの詳細は決定次第発表すると説明されていますが、NFTコンテンツの無料試験配布を実施することも報告されています。
NFTコンテンツの無料配布は、2023年5月10日〜12日にかけて開催されている「ブロックチェーンEXPO春」内のCryptoLab/PROブースにて実施されるとのことで、NFTは会期終了後に配布される予定だと説明されています(試験配布時はGoogleChromeのみの対応)。
また、今後は様々なコラボ企画も検討しているとのことで、販売・配布するNFTコンテンツに関する今後の予定は随時お知らせすると説明されています。
(JR九州公式発表)
鉄道・バスのメタバースミュージアム等も登場