Cardano(ADA)のライトウォレット「Lace」メインネットで正式リリース
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output」は2023年4月11日に、カルダノ関連の暗号資産・NFTを手軽に管理することができるライトウォレットプラットフォーム「Lace」をメインネットで正式リリースしたことを発表しました。
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カルダノライトウォレット「Lace 1.0」リリース
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output」は2023年4月11日に、Cardano関連の暗号資産を手軽に管理することができるライトウォレットプラットフォーム「Lace」をメインネットで正式リリースしたことを発表しました。
Input Outputは以前から、ChromeブラウザでLaceの拡張機能をテストすることができる「プレプロダクション版のLace」を提供していましたが、今回はCardanoメインネット上で実際に暗号資産を管理・使用することができる「Lace 1.0」が公開されています。
Hurray! Lace, the first light wallet platform from @InputOutputHK, is now live on the #Cardano mainnet!
Learn more about the initial release of #LacePlatform and what lies ahead: https://t.co/O8jgtvzK9w
— lace.io (@lace_io) April 11, 2023
Input Output初のライトウォレットプラットフォーム「Lace」がCardanoメインネットで利用可能になりました!
Laceプラットフォームの初期リリースと今後の展望については以下の記事をご覧ください
Laceとは?
Laceは、カルダノ関連の暗号資産をまとめて管理できる軽量版ウォレットプラットフォームであり、「各種暗号資産の管理や送受信・Cardano NFTの表示や送受信・NFTマーケットプレイスとの接続・DAppsとの接続・暗号資産のステーキング」などといった様々なことを行うことが可能となっています。
このウォレットはCardanoブロックチェーン上の暗号資産を管理することができるプラットフォームであるため、Cardanoのネイティブトークン「ADA」に加えて、Cardanoブロックチェーン上で利用されるその他の各種仮想通貨やNFTもまとめて管理することができます。
また、Laceには「バンドル取引機能」も搭載されているため、1回の取引で複数の資産を異なるアドレスに送信することもできます。この機能を利用した場合に発生する取引手数料は1回分のみです。
なお、Laceには分散型アプリケーション(DApp)にウォレットを接続できる「DAppコネクタ」の機能が搭載されていますが、この機能は現在ベータ版であるため『DApp接続時やトランザクション署名時に問題が発生する可能性がある』とも説明されています。
Laceの利用方法
Laceは「Google Chromeの拡張機能」として提供されているため、Laceの公式サイトに移動して画面右上の「Add to browser」ボタンから拡張機能をインストールすれば利用することができます。
なお、拡張機能を追加した後は「ウォレットの新規作成・ハードウォレットの接続・ウォレットの復元」の中から好きな方法を選択することが可能で、ウォレットの復元フレーズを利用すれば別のウォレットで作成したウォレットをLaceで復元することも可能となっています。
ただし、別アプリで作成したマルチアドレスウォレットをLaceで復元した場合には、一部アドレスに保管されている暗号資産が残高に表示されない場合があるため注意が必要です。これはLaceが「最初のアドレスの資産のみを追跡する仕組み」を採用しているためであり、対象ウォレットの暗号資産が失われたことを意味するものではありません。
Lace公式サイト右上の「Add to browser」ボタンから拡張機能のインストールが可能
ユーザー情報の取り扱いについて
仮想通貨業界では”自己管理型ウォレットなどの個人情報収集”にも注目が集まっていますが、Laceは”匿名の分析情報のみ”を収集する仕組みを採用しており、「秘密鍵にアクセスせず、IPアドレスも記録せず、個人データの販売も行わない」との説明も行われています。
今後の予定について
Laceは現在メインネットでリリースされた最初のバージョン「Lace 1.0」の段階にあるため、今後はプラットフォームの進化に伴い「定期的なアップデート」や「機能強化」が行われる予定となっています。
具体的には「DApp Store・デスクトップアプリ・デジタルIDソリューション」などの開発に取り組んでいるとのことで、「法定通貨のオン/オフランプ(法定通貨⇄仮想通貨の相互交換)、ウォレット内での仮想通貨交換(スワップ)、マルチデリゲーションによる豊かなステーキング体験、ポートフォリオビュー」など様々な機能が追加される予定だと報告されています。
Laceの詐欺アプリなどにも要注意
なお、今回の発表では「Laceを装う詐欺アプリ」などについての注意喚起も行われており、LaceはInput Output Globalが独占的に提供するもので、ブラウザ拡張機能はChromeウェブストアでのみ利用可能だと説明されています。Laceの詳細などは以下の公式サイトで確認することができます。
(Lace公式発表)
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