スターバックス初のNFTコレクション「ジャーニースタンプ」とは
アメリカ発祥のコーヒーチェーン店であるスターバックスが、初のNFTコレクション「Journey Stamp(ジャーニースタンプ)」を発売しました。
スターバックスは、2022年9月12日に「スターバックスリワード」と呼ばれる既存の会員制ポイントサービスの拡張プログラムとして、NFTを活用した「Starbucks Odyssey(スターバックスオデッセイ)」を発表しており、発表当初から話題となっていました。
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ホルダー特典にはロースタリーのバーチャル旅行も
スターバックスの新しいNFTコレクション「ジャーニースタンプ」はPolygon(ポリゴン)チェーンを採用しており、シアトルにあるスターバックス一号店や、ラテアートをモチーフにしたデザインが施されています。
NFTマーケットプレイス「Nifty Gateway」によって販売され、スターバックスオデッセイの会員のみが購入可能であり、1つ100ドル(約13,500円)で発売されました。
発売後はわずか20分ほどで完売し、現在のフロア価格は、535ドル(約72,000円)です。
このNFTの保有者にはポイントが付与され、プログラムの会員レベルをアップすることができるほか、スターバックスのロースタリーや、コスタリカにあるコーヒー農園のバーチャル旅行に参加する機会が提供されます。
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スターバックスがNFTに参入した理由とは
スターバックスがNFT参入した背景には、会社を改革し、顧客との新たな関わり方を構築する目的があります。
スターバックスのCEOであるケビン・ジョンソン氏は、今後3年間の収益成長を加速させるための枠組みを含む「改革計画」を実施しており、既存店売上高の強化、店舗数の増加、継続的な利益率の拡大を計画しています。
この計画の一環としてスターバックスオデッセイが立ち上げられ、NFTを使用して購買意欲を高め、顧客との関わりを深めようとしているのです。
スターバックスはNFT参入によって、人々が集い、くつろぎ、つながることのできる職場と家庭の間の”第三の場所”として機能することを意味する「サードプレイス」の概念を拡張していくでしょう。
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NFTによるブランド成長の可能性
スターバックスは、Web3技術を活用してブランドと顧客の新たな関わり方を実現することで、今後数年間の既存店売上高の成長率が従来の4%〜5%から年率7%〜9%の範囲に上がると予測しています。
NFT参入による成長率拡大の可能性は、スターバックスのみならず、市場全体にとってNFTがマーケティングにおける新たな選択肢であることを示すものとなるでしょう。
Starbucks Odyssey:
https://odysseymarket.niftygateway.com/marketplace/collectible/0x1ff052df592ffcf42fe6a4173975d351dcc99d45?sortBy=mostLiked
Starbucks ツイッター:
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元記事:https://nftnewstoday.com/2023/03/11/starbucks-sells-out-nft-launch-in-20-minutes/
参照元:NFT Media