BAYC運営「Yuga Labs」、ビットコイン上のジェネレイティブアートコレクション発表
Yuga Labsがビットコイン上のジェネレイティブアートをリリースへ
人気NFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を運営するユガラボ(Yuga Labs)が、ビットコイン(BTC)ブロックチェーンを活用したジェネレイティブアートコレクション「トゥエルブフォールド(TwelveFold)」のリリース予定を2月28日に発表した。
「トゥエルブフォールド」は、ユガラボのアートチームが3Dモデリングやアルゴリズム、レンダリングツールを使用して作成した300個のジェネレイティブアートで構成されており、ビットコインの最小単位である1satoshi(0.00000001BTC)に紐づくフルオンチェーンの作品になるとのこと。
ビットコインは代替可能なデジタル通貨であるものの、ビットコイン改善提案 (BIP)においては、クリエイターが個々のsatoshiにデータを接続し、メタデータ(特にアートワーク)をオンチェーンでホストできる「インスクライビング(inscribing)」と呼ばれる方法が説明されているという。これによりsatoshi が代替不可能であるかのように動作し、ビットコインブロックチェーンでNFTの概念が可能になるとユガラボは説明している。
「トゥエルブフォールド」は今週後半からオークション形式で販売され、入札時はBTCが必要とのこと。
また「トゥエルブフォールド」のようなデジタルアーティファクトとBTCを一緒に保管すると、BTCを使用する通常の過程で、satoshiであるデジタルアーティファクトを誤って転送する危険がある為、「トゥエルブフォールド」の入札が完了して作品を受け取る際は、保管用に空のビットコインアドレスが必要とのこと。
なお「トゥエルブフォールド」は、ユーティリティを持たない実験的なNFTアートプロジェクトとなっており、BAYCなどのイーサリアム(Ethereum)基盤のユガラボプロジェクトと関連することは無いとのことだ。
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参考:Yuga Labs
images:iStocks/your_photo
参照元:NFT – あたらしい経済