【週間海外NFTニュース】2/20〜2/26 | これだけは押さえておきたいニュース4選

NFTに興味はあるけれど時間がなくて情報をキャッチアップしきれない。ましてや海外で発信されている外国語のニュースなんて追ってられない。そんな方に向けて、本記事では、今週1週間に海外で発信されたニュースの中からNFTメディア編集部が厳選したものをまとめて紹介します。

▼NFTに関して詳しく知りたい方はこちらから

【NFT×YouTube】YouTubeの新時代

YouTubeの新CEOであるニール・モーハン氏は、YouTubeにNFTを導入することを提案していることがわかりました。

YouTubeのCEOであるスーザン・ウォジスキ氏は2023年2月2日、9年間務めたCEO退任を発表し、CPO(最高製品責任者)のニール・モーハン氏が新CEOに就任することになりました。

そして、新CEOであるモーハン氏は、NFTやWeb3に対して強い関心を示しており、YouTubeにNFTを導入することを提案しています。

加えて、モーハン氏はYouTubeオフィシャルブログにて、

「ブロックチェーンやNFTのような新しい技術によって、クリエイターはファンとより深い関係を築くことができると思います。そして、これまでになかった方法で収益を得ることができるようになるでしょう。」

といった、NFTへの前向きな姿勢を見せています。

導入が実現されると、

  • NFTホルダーに限定コンテンツを公開
  • 動画コンテンツをNFTとして販売

など、クリエイターのマネタイズの選択肢が広がっていくでしょう。

また、モーハン氏は、YouTubeをメタバースのような「より没入感のあるもの」にするために取り組んでおり、クリエイターエコノミーの規模が約10億ドルに及ぶYouTubeがWeb3の取り組みを進めることは、業界に巨大なインパクトを与えます。

企業:YouTube

▼詳しくはこちらから
https://nftnewstoday.com/2023/02/20/youtube-ushers-in-new-web3-era/

タイタニック号の5,500個の遺物がNFT化

引用:https://twitter.com/ArtifactLabs_/status/1628189635410026496?s=20

2023年2月22日、香港のWeb3企業であるArtifact Labs(アーティファクト・ラボ)社は、タイタニック号の所有・管理を務めるRMS Titanic(RMSタイタニック)社と提携し、船の遺物をトークン化することを公式ツイッターにて発表しました。

今回、タイタニック号から回収された5,500個に及ぶ遺物がNFTとして永久に保存され、今後タイタニック号から発見される遺物についても、同様の措置がとられる予定です。

遺物には、

  • 手袋
  • バイオリン
  • 沈没当日のメニュー
  • 沈没時刻で止まったままの懐中時計

などがあります。

ホルダーには、VIPイベントや歴史家によるセミナーへの招待などを含む、さまざまな限定特典が用意されています。

また、プロジェクトの一環として、「Titanic DAO (タイタニックDAO)」が立ち上げられる予定です。

これには、

  • 遺跡のダイビング探査に関する提案
  • 教育プログラムの開発
  • デジタルコンテンツやドキュメンタリーの制作
  • 研究活動
  • イベント主催
  • 回収した遺物の保存と展示に関する方針

などの取り組みが含まれています。

今回の提携について、RMSタイタニック社社長ジェシカ・サンダース氏は、

「私たちは、船の遺物をデジタルに移行することで、未来の世代の人たちに教育やインスピレーションを届けたいと思っています。」

と述べています。

企業:Artifact Labs

▼詳しくはこちらから
https://www.prnewswire.com/news-releases/rms-titanic-inc-vsfg-and-artifact-labs-partner-to-bring-the-titanic-into-web3-301752482.html?tc=eml_cleartime

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵画「モナリザ」がNFT化

引用:https://elmonx.com/drops/

ロンドンのNFT制作会社「ElmonX(エルモンエックス)社」が、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵画「モナリザ」のNFTコレクションを発売することがわかりました。

モナリザは、ルネッサンス芸術の傑作であり、その卓越した技術や美しさで、世界中の人々を魅了し続けています。

モナリザNFTコレクションは、ElmonX社による3Dのプレミアムデジタルアートとして、初めて公式に認可されたものです。

コレクションは以下の二種類です。

  • モナリザオリジナルエディション(約146,700円)
  • モナリザアーティストプルーフエディション(約24,600円)

これらは2023年2月26日17:00(日本時間)から発売開始され、イーサリアムまたはクレジットカードで、購入することができます。

ElmonX 販売サイト:https://elmonx.com/drops/

これら二種類のNFTコレクションの特典には、AR(拡張現実)の中で鑑賞し、モナリザと対面できる機能が用意されています。

また、アーティストプルーフエディションは、イギリスの著名なアーティストであるパトリック・ヒューズ氏によって手がけられました。

アーティストプルーフエディションのホルダーには、デジタル版だけではなくフィジカル版の作品も提供されます。

この作品のサイズは77 x 53 cmで、オリジナルのモナリザと同じサイズです。

企業:ElmonX

▼詳しくはこちらから
https://nftnewstoday.com/2023/02/23/exclusive-mona-lisa-licensed-nfts-to-release-in-3d-and-augmented-reality-on-elmonx/

「Spotify」が特定のNFTホルダーのみがアクセス可能なプレイリストをリリース

音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」が、NFTサービスのテストを開始していることがわかりました。

現在、このテストプロジェクトは、一部の地域のみで実施されており、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドのAndroidユーザーのみが利用可能です。

プロジェクトでは、特定のNFTホルダーのみがアクセスできるプレイリストをリリースしています。

プレイリストへは、Metamask、Trust Wallet、Rainbow、Ledger Live、Zerionなどのウォレットをリンクして、NFTを認証することでアクセスすることができます。

この試験的な取り組みは、Spotifyが近い将来、楽曲、アルバム、ポッドキャストなど、トークンゲートが可能なコンテンツをより多く提供する可能性を示しています。

(トークンゲートとは:NFTホルダーに限定特典や限定コンテンツへのアクセス権を与える機能)

NFTプロジェクトの今後についてはまだ不明ですが、Spotifyは「Spotifyでは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、日常的にさまざまなテストを行っています。」と声明を発表しています。

また、2023年3月8日にSpotifyのイベント「Stream On」が開催される予定であり、このイベントにてSpotifyのNFTプロジェクトについてのより詳しい情報が提供されることが期待されています。

企業:Spotify

▼詳しくはこちらから
https://nftnewstoday.com/2023/02/24/spotify-testing-music-playlists-through-nfts/

参照元:NFT Media

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