カナダ規制当局:アルゴリズム型ステーブルコインは認めない方針


カナダ証券管理局(CSA)は2023年2月22日に「カナダで事業を展開している暗号資産取引所に求められる投資家保護の強化」について説明する通知書を公開しました。今回公開された資料の中では「適切な準備金で担保されていないアルゴリズム型ステーブルコインに関しては取扱いを承認する方針ではない」ということが説明されています。

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投資家保護の観点から認めない方針

カナダ証券管理局(CSA)は2023年2月22日に「カナダで事業を展開している暗号資産取引所に求められる投資家保護の強化」について説明する通知書を公開しました。

CSAは「カナダで事業を展開する暗号資産取引プラットフォームはカナダ証券規制当局への登録申請を事前に行なっておく必要がある」と説明しており、「顧客資産の分別管理・証拠金取引やレバレッジ取引の提供禁止」などのルールを守る必要があることを説明しています。

また、オンタリオ州証券委員会(OSC)の公式発表ページには『暗号資産取引所が書面による事前承諾なしに、価値参照型暗号資産や独自トークンを顧客に購入・預託させることを禁止する予定』とも記載されており、ステーブルコインを「価値参照型暗号資産(VRCA)」と表現した上でステーブルコインや独自トークンの販売に事前承認が必要となることが説明されています。

さらに、カナダ証券管理局(CSA)が公開した詳細資料ではアルゴリズムを用いて価格安定を図っている「アルゴリズム型ステーブルコイン」についても言及されており、より明確にするための補足説明として『適切な準備金で完全に担保されているわけではなく、アルゴリズムによって価値を維持しているVRCAに関しては、承認しないことを想定している』と記載されています。

ステーブルコインには、米ドルなどの資産裏付けがある「資産担保型ステーブルコイン」や、アルゴリズムを用いて価格安定を図る「アルゴリズム型ステーブルコイン」など複数の種類が存在していますが、昨年5月には代表的なアルゴリズム型ステーブルコインであったUST(現:USTC)が暴落したため、そのようなことも踏まえてアルゴリズム型ステーブルコインを認めない方針が示されているとみられています。

仮想通貨業界では現在もアルゴリズム型ステーブルコインの開発が進められており、一部のプロジェクト内では「強化されているステーブルコイン規制に準拠するための対策」なども練られていますが、CSAは「適切な準備金で完全に担保されていない、アルゴリズムで価値が維持されている価値参照型暗号資産は認めない」という方針を示しているため、今後のプロジェクト側の対応や、その他の国の規制当局の対応などには注目が集まっています。

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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