「キャプテン翼」ブロックチェーンゲームが出金停止、リリース直後にウォレット不具合で
「キャプテン翼 -RIVALS-」リリース直後に不具合発生
ブロックチェーンゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」が1月11日13時よりサービスを開始したが、リリース直後に複数のバグが発見される事態となった。
「キャプテン翼 -RIVALS-」は、サッカー漫画 「キャプテン翼」のIPを活用したブロックチェーンゲームだ。ゲーム開発企業Thirdverse(サードバース)のブロックチェーンゲーム子会社SWORD(ソード)とソーシャルゲーム開発企業KLab(クラブ)のweb3子会社BLOCKSMITH(ブロックスミス)が開発、運営している。なお同ゲームの販売事業者となるSWORDは所在地をバージン諸島に置いている。
今回の不具合については最初に公式ディスコードからアナウンスされたのは、11日22時51分。スペンディングウォレット(ゲーム内ウォレット)からの出金機能に不具合が確認されたため、同機能を停止したとのことだった。
なお記事執筆時点で公式にアナウンスされていないが、Twitterなどではスペンディングウォレットに入金した金額(MATIC)以上に出金ができてしまうというバグが発生したことが報告されている。
その後翌日未明の12日2時34分には、ウォレットに関する不具合を最優先に対応しているとした上で、ユーザーから報告されていたという「ミント後のクールタイムに関するバグの修正」、「招待コード発行ページにエラーページが表示されるバグの修正」などが完了したことが発表されている。
また5時3分に同ゲーム運営は、「ウォレット作成画面でフリーズする」「レベルアップ後のポイント分配で『ポイントが不足しています』と表示される」といった不具合があったことを報告している。
そして10時30分には、不具合対応について「最優先」で対応を進めているとし、13時までに今後の方針をアナウンスすることを発表した。運営は「正常にご利用いただいているユーザーの皆様の資産が引き出せなくなることはございませんので、その点はご安心ください」とコメントをしている。
またThirdverseおよびSWORDの代表である國光宏尚氏はTwitterにて、「リリース早々のバグ本当に申し訳ないです… ただ原因は特定できており、チームメンバー一同、その解決に全力を尽くしており、解決の目処も立ってきました。信頼を回復できるように全力を尽くしていきます。」などとユーザーに対しリプライを行っている。
なおTwitter上ではウォレットの不具合の他に、運営がゲーム内ユーティリティトークン「TSUBASAUT」の販売をローンチ前からDEX(分散型取引所)で販売を続けたという指摘もある。
これらの今後の対応について、運営の公式アナウンスでどのように説明されるか注目が集まる。
大型IPを活用したブロックチェーンゲームとして期待されていた本作、トラブルを含んだキックオフとなった。
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参照元:ニュース – あたらしい経済