【Twitter新機能】イーロン・マスクCEOが発表、ツイートでNFT取引を可能にする「NFT Tweet Tiles」とは?
2022年10月27日にTwitter社の買収が完了し、新CEOに就任したイーロン・マスク氏は、Twitter上でのNFTの表示や取引に関する発表をしました。
440億ドル(約6兆4506億円)相当の取引でTwitterの買収に成功したイーロン・マスク氏は、同社の新しい方向性に向けて取り組みを進めています。
その最初のプロジェクトとして、「NFT Tweet Tiles(以降、NFTツイートタイル)」が発表されました。
今回の記事ではこの新機能についてお伝えします。
あらゆるチェーンにマルチに対応
このプロジェクトは、ツイート内にNFTを埋め込み、ユーザーがツイートを通じてNFTを売買し、表示できるようにするものです。
「NFTツイートタイル」では、ツイート内のパネルにNFTを表示し、NFTのタイトルやクリエイター、マーケットプレイスへのリンクなどの詳細な情報を表示することが可能です。
Meta社は、8月にもソーシャルメディア上のデジタルウォレットで、NFTを共有できる機能を提供しており、今回の取り組みはその一環です。
まだテスト段階のため、対応しているマーケットプレイスは「Magic Eden」、「Rarible」、「Dapper Labs」、および「Jump.trade」 に限られていますが、今後さらに増えていく見込みです。
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また対応チェーンは、「Ethereum(イーサリアム)」、「Solana(ソラナ)」、「FLOW(フロー)」、「Polygon(ポリゴン)」、「Tezos(テゾス)」と幅広くなっています。
イーロン・マスク氏はクリプトニュースサイト「Decrypt」とのインタビューで、『新機能ではブロックチェーンにとらわれず、すべてのネットワークに対応する』と述べました。
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NFTの導入を進める新CEO【イーロン・マスク氏】
TwitterのNFTの導入は以前から進められており、今回の機能が初めてではありません。
1月にTwitterは、認証済みプロフィール写真として、NFTの使用を許可し始めましたが、この機能の対応範囲は限定的なものでした。
NFTのプロフィール写真は、同社が2021年6月に提供を開始した月額制サービス「Twitter Blue」への加入がなければ利用できず、現時点ではイーサリアムのチェーンからのNFTのみ対応しています。
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NFTにはまだあまり関心のない利用者も多いであろうTwitter上のフィードにNFTが流れることで、多くの人がNFTを目にする機会が増えて認知度や関心が高まることが期待できます。
イーロン・マスク氏がTwitterのCEOに就任してまだ間もないため、今後さらなる旋風を巻き起こすことでしょう。
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元記事:https://nftnewstoday.com/2022/11/01/twitter-to-allow-nfts-through-tweets/
参照元:NFT Media