GMO Trustのステーブルコイン「GYEN・ZUSD」ステラネットワーク上で提供開始


GMOインターネットグループの米国現地法人「GMO-Z.com Trust Company」がステラ(Stellar/XLM)を支える「ステラ開発財団」と提携し、日本円ステーブルコインである「GYEN」と米ドルステーブルコインである「ZUSD」をステラネットワーク上で提供開始したことが明らかになりました。

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迅速かつコスト効率の高い取引を実現

GMOインターネットグループは2022年11月10日に、同社の連結会社で米国の現地法人である「GMO-Z.com Trust Company」が「Stellar Development Foundation(ステラ開発財団)」と提携したことを発表しました。

同社は今回の提携を通じて、現地時間2022年11月9日からステラネットワーク上に米銀行法規制を遵守した日本円ステーブルコイン「GYEN」と、米ドルステーブルコイン「ZUSD」の提供を開始しています(※GYEN・ZUSDは日本国外で流通するものであり、現時点で日本国内居住者への販売は行われていません)。

GMO Trustが提供する「GYEN」と「ZUSD」は米銀行法規制を遵守したステーブルコインであり、担保となる法定通貨の日本円と米ドルと1対1の交換レートで発行・換金が可能、価値の裏付となる資産の証明は外部の公認会計士が行っており、連邦預金保険公社(FDIC)の被保険銀行に保管されている法定通貨による裏付けがされていることを公的な監査により証明した上で、毎月監査レポートを通じて開示されています。

「GYEN」と「ZUSD」は数年前から提供されていましたが、今回の提携によって「GYEN」と「ZUSD」をステラネットワーク上で利用することが可能になりました。

ステラネットワークは、700万以上の口座数を持ち、毎日数百万件の取引を処理する代表的なブロックチェーンネットワークであるため、ステラネットワーク上でGYEN・ZUSDを展開することによって、ほぼ瞬時にボーダレスな取引を実現でき、シームレスでコスト効率の高い取引を行うことが可能となります。

「イーサリアム版-ステラ版のスワップ」も無償提供

GMO Trustはイーサリアム版とステラ版の「GYEN」と「ZUSD」のスワップを無償で提供し、2つのブロックチェーン間でシームレスに資産を移動させることを可能にするとも報告されています。

分散型アプリ(dApp)、取引所、決済会社などの顧客は、GMO TrustのAPIを活用することによって、迅速かつ安全にステラベースのステーブルコインをプラットフォームに組み込むことができ、イノベーションを加速させることが可能になるとのことです。

また、法人パートナーはFireblocksウォレットを通じて「GYEN」や「ZUSD」を活用できるようになるとのことで、このマルチチェーンの展開によって「GYEN」と「ZUSD」の相互運用性とアクセス性が向上し、多通貨ステーブルコインのビジネスチャンスが広がり、ユーザー体験が次のレベルへ引き上げられると期待されています。

「ステラ開発財団」のCEO兼エグゼクティブ・ディレクターであるDenelle Dixon(デネル・ディクソン)氏と、「GMO-Z.com Trust Company」のCEOである中村 健太郎氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。

【ステラ開発財団:デネル・ディクソン氏】
GMO Trustは、暗号通貨と伝統的な金融の間のギャップを埋めるグローバルリーダーです。この度の提携により、ステラのスピード、規模、手頃な価格と、世界初となる米銀行法規制を遵守した日本円ステーブルコイン「GYEN」のグローバルな実用性が融合し、世界の決済システム間の相互運用性を向上させるための重要なマイルストーンになります。

GMO Trustと提携し、「GYEN」と「ZUSD」をステラのネットワークに導入できることを嬉しく思っています。

【GMO-Z.com Trust Company:中村 健太郎氏】
法定通貨をブロックチェーンベースのレールに繋げていく中で、「GYEN」と「ZUSD」をステラネットワークに発行できたことを嬉しく思っています。 ステラネットワークにてステーブルコインを提供開始することは、イーサリアムよりも高速で安価、かつ拡張性の高いソリューションを求めるお客様にとっても、非常に喜ばしいことです。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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