BitDAO:Alamedaに「BITトークン保持の証拠」求める|アラメダCEOからの回答も


Bybitなどが支援する最大級の分散型自律組織(DAO)である「BitDAO」は2022年11月8日に、Alameda Researchに対して両者間で交わされた「3年間の相互売却禁止公約」が守られているかどうかについての証拠提出を求めました。BitDAOコミュニティは、約束が守られていなかった場合には「BitDAO側が保有するFTXトークン(FTT)をどう扱うか」についてコミュニティ投票を行うとも説明していましたが、AlamedaのCEOは『状況が落ち着いたら資金証明書を提出する』とコメントしています。

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「相互売却禁止公約が守られている証拠」求める

Bybit(バイビット)などが支援する最大級の分散型自律組織(DAO)である「BitDAO」が、Alameda Research(アラメダ・リサーチ)に対して両者間で交わされた「3年間の相互売却禁止公約」が守られているかどうかについての証拠を求めていることが明らかになりました。

「BitDAO」と「Alameda Research」は昨年11月に「1億BITと3,362,315FTTの相互交換」を実施した際に『両者が取得した互いのトークンを2024年11月2日までの3年間は売却しない』という公約を結んでいました。

BitDAO側は現在も公約通りに保有するFTXトークン(FTT)を保有し続けているとのことですが、ここ最近の報道で「Alameda Researchのバランスシートの問題点」が指摘されたことによって、BitDAOコミュニティなどの間で『AlamedaはFTTを守るために他のトークンを清算しているのではないか?』との憶測が出たようです。

Bybitの共同設立者であるBen Zhou氏は2022年11月8日のツイートでこのことを報告し『BitDAOコミュニティはAlamedaからの資金証明を確認したいと思っている』とコメントしています。


BitDAOコミュニティは、Alamedaのダンピングと3年間の相互売却禁止公約違反によるBITトークンの突然の投棄に疑問を抱いています。何も確定していませんが、BitDAOコミュニティはAlamedaからの資金証明を確認したいと思っています。

BitDAOコミュニティ側はBen Zhou氏がツイートしているリンク先ページの中で「昨年交換されたBITトークンが現在もAlameda Researchによって保有され続けていること」を示す証拠を提示することを求めており、もしも十分な証拠や回答が得られなかった場合には「BitDAO側が保有するFTTをどのように扱うか」についてのコミュニティ投票を行うか、別の緊急行動を行うことになるとも説明しています。

Alameda CEOは「証拠の提出」を約束

Alameda ResearchのCEOであるCaroline Elliso(キャロライン・エリソン)氏は、Ben Zhou氏のツイートに対して『現時点では忙しいが、ダンピングは私たちによるものではない。落ち着いたら資金証明書を提出する』とコメントしており、すぐに証拠を提出することを約束しています。

また、Ben Zhou氏もこのコメントに対して『迅速な対応に感謝する』と返信しており、様々な憶測が飛び交う現状に対して『証明されるまでは何も確定していない。Alamedaならきっと今の窮地を切り抜けられると信じている』と語っています。


迅速な対応に感謝します。BitDAOのコミュニティに大きな自信を与えてくれました。結論に飛びつく他の人たちへ、証明されるまでは何も確定していません。Alamedaならきっと今の窮地を切り抜けられると信じています。

BIT価格は急落後に再び回復

大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」のCEOが先日7日に「同社が保有する全てのFTTを売却することを決定した」とツイートしたことなどを受けて、仮想通貨市場では混乱が続いており、BITトークンの価格も本日13時頃に0.40ドルから0.26ドル付近まで急落したものの、記事執筆時点のBIT価格は0.39ドル付近まで回復しています。

2022年11月5日〜2022年11月8日 BIT/USDの1時間足チャート(画像:TradingView)2022年11月5日〜2022年11月8日 BIT/USDの1時間足チャート(画像:TradingView)

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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