【Web3関連用語】初心者が知っておくべきWeb3関連用語をわかりやすく解説!!

2021年ごろからNFTやメタバースが国内で話題になりはじめ、大きな社会現象へと変化していきました。これらに共通するキーワードに、「Web3.0」と呼ばれる言葉があります。

Web3.0は、NFTやDAOといわれる分散型自立組織、メタバース(仮想空間)が注目されており、Web業界は新たな時代を迎えている状況です。

そんな中、NFTやメタバースなどの用語を詳しく把握して、これからの時代に備えたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

今回は、Web3.0に関する代表的な用語について、初心者でもわかりやすいように解説するので、ぜひ参考にしてください。

Web3.0

Web3.0とは、次世代の分散型インターネットの総称であり、1990年代にインターネットが普及したWeb1.0。GoogelやInstagramなどの現代のWeb2.0に次ぐ、次世代のWeb形態です。

今後に向けてより大きく変貌を遂げていく予定のWeb3.0という概念は、2014年に誕生したEthereumの共同開発者であるGavin Woodによって広まりました。

Web2.0で台頭した「GAFAM」のような、一企業が個人情報を集中的に管理する「中央集権型」とは異なり、「分散型管理」であらゆるリスクを軽減できるのがWeb3.0の特徴です。

▼Web3について詳しくはこちら

ブロックチェーン

ブロックチェーンと呼ばれる概念が初めて認知されたのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの暗号資産が登場したのがキッカケでした。

そのほか、NFTやメタバースなどのさまざまなWeb3.0コンテンツにも深く関わっているのが、ブロックチェーン技術という高いセキュリティ性能を備えた仕組みです。

以下では、ブロックチェーン技術に関する詳しい情報を解説するので、知識を深めてWeb3.0の本格的なムーブメントに備えておきましょう。

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンは、過去の全取引履歴を1本のチェーン状につなげて管理し、ユーザー同士が「データ改ざんなどの不正を取り締まる」ため、不正に強いのが特徴です。

そのほか、複数の管理者によってデータが守られているだけではなく、管理体制も複数箇所に分散されているので、システムの不具合に対する耐性も持ち合わせています。

▼ブロックチェーンについて詳しくはこちら

ブロックチェーンの具体例

ブロックチェーンは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、NFTなどに技術が応用されており、不正に強い特徴を備えているため世界中で活用されています。

特に、デジタル資産として注目されている仮想通貨やNFTなどは、所有者をすぐに特定できたり流動性が高かったり、柔軟に活用できる注目のコンテンツです。

以下のサイトでは、より詳しいブロックチェーン技術や活用事例について触れているので、ぜひ併せてご参照ください。

仮想通貨

仮想通貨とは、ビットコイン(TBC)やイーサリアム(ETH)などの、世界中の人々とインターネット上で自由に売買取引や決済手段として使える、流動性の高い金融資産です。

Web3.0での活躍が期待されているNFTやメタバースなどのコンテンツと、密接な関係にあります。現在は、さまざまなトークン(通貨)が存在しているため、以下で仮想通貨について詳しく解説するため、仮想通貨投資を始める際の参考にしてください。

なお、「仮想通貨=暗号資産」であり、両者は同一的な存在です。2019年5月31日に資金決済法ならびに金融商品取引法が改正されて仮想通貨から暗号資産へと呼称変更されています。

一般的に仮想通貨として知られているため、当項目においては「仮想通貨」と表現して解説します。

仮想通貨とは

仮想通貨とはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などのさまざまなデジタル通貨を指します。場合によっては、仮想通貨のことをトークン(ブロックチェーン技術を用いて開発・発行されたコイン)と呼ぶケースも珍しくありません。

仮想通貨には、必ず発行者と管理者が介在し、法人でも個人でも知識があれば開発・発行できるのが特徴です。

また、前項でも解説したように、場所や時間にとらわれず、国際間での決済でも低価格でシームレスにやり取りできるのが最大のメリットとして世界中で活用されています。

以下のサイトでは、仮想通貨についての簡単解説を行っているので、より詳しく手軽に知見を広げたい方は、ぜひご確認ください。

▼仮想通貨について詳しくはこちら

仮想通貨の具体例

仮想通貨のさまざまな情報を提供するビッグメディアの1つである、CoinMarketCapの調調査では、2021年時点での仮想通貨は全世界で約15,700種類以上と発表されました。

仮想通貨が大きく注目されている具体例としては、2009年から実取引が開始され、仮想通貨の代名詞ともいえるビットコイン(BTC)がもっとも知名度が高いでしょう。そのほかにも、メタバースやNFTに技術応用されているイーサリアム(ETH)。それ以外にも、ネム(XEM)、バイナンスコイン(BNB)などさまざまです。

また、2017年末にはリップル(XRP)と呼ばれるトークンが大きな注目を集め、世界中に何名もの億り人と呼ばれる成功者を排出しました。現在でも、USDテザーなどのような大きなプロジェクトが定期的にリリースされており、今後も世界規模で広く取引が活発化していくことが予想されています。

NFT

NFTとは、Non Fungible Token(ノン・ファジブル・トークン)の略称であり、日本語では「非代替性トークン」と表現されているデジタル資産の1つです。

NFTは、Web3.0世界において、メタバースと並んで注目されているコンテンツであり、今後世の中を大きく変化させていくのではないかと期待されています。

Web3.0に向けて、大きな転換を迎えているネット世界のなかで、柔軟に対応していけるように、NFTについての知見も深めておきましょう。

NFTとは

NFTとは、代替できない唯一性を備えたデジタル資産であり、あらゆる状況においても所有者を明確に特定できる特徴があります。

従来のデジタルコンテンツでは、簡単に不正なデータ改ざんやコピーなどが行われ、海賊版データとして出回るなど、広く問題視されていました。しかし、NFTには不正に強いブロックチェーン技術が用いられているため、安易に不正される心配がありません。

また、デジタルコンテンツでも「価値ある資産だという唯一性」を提示できるため、コピーされても価値が下落することはなく、低リスクで売買できる点も大きな特徴です。

そのほか、NFTはメタバースなどの仮想空間でも売買取引ができるため、Web3.0世界で大きな注目を集めています。

なお以下のサイトでは、NFTに関する仕組みや将来的な展望などについて、徹底的に解説しているので、より詳しくNFTについての知識を把握したい方はぜひご確認ください。

▼NFTについて詳しくはこちら

NFTの活用事例

NFTは現在、世界的なNFTオークションでさまざまな作品が販売されており、国内からも複数の作品がリリースされています。

なお、NFT作品を手がけている世界的なアーティストやプロジェクトとして有名なのは、以下のコレクションやコンテンツです。

  • BEEPLE(ビープル)
  • Crypto Punks(クリプト・パンクス)
  • Bored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)
  • NFTウィスキー
  • 鉄腕アトムとNFTアートのコラボレーション作品

など 

デザイン性の高いNFT作品は、SNSのアイコンとして使用されているケースや、唯一性を活かした限定サロンの会員チケットなどとしても活用されています。

代替できないトークンとして活用幅が広いことから、メタバース内で使用されたりコミュニティ活動に使用されたり、さまざまな場面での活躍が期待されているコンテンツです。

その他の活用事例はこちらから

メタバース

メタバースとはデジタル仮想空間のことであり、リモートワークが急速に普及しはじめた昨今において、大きく注目されているコンテンツです。

Web3.0でDAO(自立型分散組織)と呼ばれるコミュニティが普及すると、会員同士が活動する場(メタバース)として活用されるケースも増えていくことでしょう。

メタバースとは

メタバースとは、インターネット上に創りだされた3次元仮想空間のことであり、「Meta」と「Universe」の2つの言葉を融合させた造語です。

有名なメタバースとしては、「あつまれどうぶつの森」やアメリカ発祥のゲームである「Fortnite(フォートナイト)」、GameFiである「Axie Infinity(アクシー・インフィニティー)」などが挙げられます。

以下のサイトでは、メタバースが広く注目されている理由や、実際に導入している企業などについて触れているので、より正確に情報を把握するためにぜひご確認ください。

▼メタバースについて詳しくはこちら

メタバース関連国内企業

国内で有名なメタバース関連企業としては、タレントのきゃりーぱみゅぱみゅとコラボレーションしたことで話題となった「Meta Tokyo株式会社」や、KDDIが出がけるバーチャルシティなどが有名です。

ほかにも、以下のような企業が挙げられます。

  • HIKKY
  • パナソニックの子会社である「Shiftall」
  • クラスター
  • Sony
  • サイバーエージェント、
  • VARK

など

また、メタバース分野に業務を広げている不動産会社など、多くの企業がVR・ARなどのメタバース分野に乗り出しています。

▼国内のメタバース関連企業

トークン

Token(トークン)は、暗号資産やNFTなどの分野において、広く活用されている言葉ですが、日本語に直訳すると「印、証拠、象徴」などと表現されます。

また、暗号資産が登場するシーンでは、トークンとはブロックチェーン技術を活用して開発・リリースされたコインを指す言葉として表現されることが一般的です。暗号資産コインと表現するのか、トークンと表現するのかという明確な区分けはされておりません。

しかし、一般的には独自トークンやセキュリティトークンなどと表現されることが一般的であるため、「トークン=暗号資産コイン」と覚えておきましょう。

ステーブルコイン

ステーブルコインとは、円や米ドルなどの法定通貨に連動する価値を有するとされている暗号資産です。

2020年以降に話題となったステーブルコインとしては、Terra(テラ)上で発行されたガバナンストークンであるLUNA(ルナ)が挙げられます。

Terra(テラ)は2022年5月に大暴落を経験し、その余波は暗号資産業界全体へと波及していきました。しかし、安定性の高いステーブルコインもあるため詳細を押さえて、リスクの低い暗号資産投資を目指すことも可能です。

ステーブルコインとは

ステーブルコインとは、円や米ドル、ポンドなどの世界各国の法定通貨の価格変動におおむねペッグ(水準を固定・変動を極力抑える)してくれるトークンです。

イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などのアルトコインとは異なり、暗号資産の価格が安定するのが大きな特徴だといえます。

ステーブルコイン関連企業

プロジェクトによっては、大きく失敗してしまう暗号資産もありますが、現在でも注目を集めているステーブルコインとしては以下のトークンが挙げられます。

  • JPY Coin(JPYC)
  • Tether(USDT)
  • USDコイン(USDC)
  • Dai(DAI)
  • TrrueUSD(TUSD)
  • Binance USD(BUSD)

ビットコインや、アルトコインなどとは異なり、法定通貨にペッグ(価格変動が紐付け)されている安心感が大きいため、今後も注目されるプロジェクトの1つです。

最後に

Web3.0とは、1990年代に浸透しはじめたWeb1.0。2000年代〜2020年代までに世界を席巻したWeb2.0に次ぐ、次世代型のネットワークシステムです。

ブロックチェーン技術や暗号資産、メタバース、NFTなどのあらゆる次世代型のコンテンツが誕生し、今後も広く普及していくことが予想されています。投資目的やビジネスツール、コミュニケーションコンテンツなど、幅広い場面でWeb3.0が活用されていくため、本格的に普及し始める前に知見を深めておくことが重要です。

次世代型の組織DAOや、分散型金融であるDeFiなど、さまざまな利便性の高いコンテンツが登場しているので、ぜひ今回の記事を参考にWeb3.0への知識を深めていきましょう。

参照元:NFT Media

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です