LUNC(Terra Classic)の「1.2% Tax Burn」MEXC・KuCoinなどがサポート表明
テラ・クラシック(Terra Classic/LUNC)の価格回復において重要な役割を果たすと期待されている「1.2% Tax Burn」のサポート表明を行う暗号資産取引所が徐々に増えてきています。最近では「MEXC・CoinInn・Gate.io・KuCoin」などの暗号資産取引所がタックスバーンのサポートを表明しています。
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MEXC・KuCoin・Gate.io・CoinInnなどが対応表明
テラ・クラシック(Terra Classic/LUNC)の価格は、2022年5月にアルゴリズム型ステーブルコイン「USTC」のディペッグ(参照価格からの価格乖離)が発生したことによって99%暴落していましたが、最近ではLUNC復旧に向けた「1.2% Tax Burn」や「委任・ステーキング再有効化」などの改善提案に関連したアップグレードが実施されたため、コミュニティでは今後の動向に注目が集まっていました。
「1.2% Tax Burn」とは、オンチェーン上の全てのLUNC売買取引に「税+バーン」のメカニズムを実装することによって、自動的に一定数量のLUNCをバーン用ウォレットへと送り、LUNCの総供給量を大幅に減らすことを狙いとした仕組みであり、これによって『USTCのディペッグ騒動で大幅に増えたLUNC供給量を急速に減らし、LUNC価格上昇につなげることができる』と期待されています。
LUNCの大部分は一部の大手暗号資産取引所内で取引されていますが、暗号資産取引所でのLUNC取引には「1.2% Tax Burn」が適用されないため、今後LUNCの供給量を本格的に減らすためには暗号資産取引所の協力が必要になると言われていましたが、ここ最近では以下のような複数の暗号資産取引所から『LUNCの1.2% Tax Burnをサポートする』との発表が行われています。
・MEXC Global(公式発表)
・KuCoin(公式発表)
・Gate.io(公式発表)
・CoinInn(公式発表)
なお、MEXCやKuCoinの公式発表では『改善提案が正式に採用され、Terra Classic (LUNC) メインネットに実装された場合に1.2% Tax Burnをサポートする』との説明が行われており、『入金手数料の高騰の問題を回避するために2022年9月12日までにLUNCを入金することを推奨する』との説明も行われています。
現時点でも「LUNCのバーン(焼却処分=利用不可能なウォレットへのLUNC送金)」はコミュニティなどで自主的に行われているため、LUNC総供給量は徐々に減少してきており、LUNC価格も仮想通貨市場全体の下落相場の中で高騰していますが、1.2% Tax Burnをサポートする大手暗号資産取引所がさらに増えれば、歴史的大暴落を記録したLUNCが再び復活する可能性もあるため、今後の動向には注目が集まっています。
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