Symbol Wallet最新版「v1.0.11」リリース|アグボン詐欺対策などを導入


シンボル(Symbol/XYM)関連の暗号資産を保管することができるデスクトップ版ウォレット「Symbol Wallet」で、バグ修正や改善を加えた最新版ウォレットとなる「v1.0.11」が2022年8月19日にリリースされました。最新版ウォレットでは、XYMを不正送金される「アグリゲートボンデッド詐欺(アグボン詐欺)」への対策などが施されています。

こちらから読む:BNB Chain、詐欺警告機能搭載の”DappBay”公開「詐欺」関連ニュース

マルチシグトランザクション署名の設定項目などを追加

シンボル(Symbol/XYM)関連の暗号資産を保管することができるデスクトップ版ウォレット「Symbol Wallet」で、バグ修正や改善を加えた最新版ウォレットとなる「Symbol Wallet v1.0.11」が2022年8月19日にリリースされました。

Symbolには「アグリゲートボンデッド・トランザクション」という機能が備わっていますが、昨年頃からはこの機能を悪用してSymbol Wallet利用者のXYMを騙し取ろうとする「アグリゲートボンデッド詐欺(アグボン詐欺)」が増えていたため、Symbolコミュニティではアグボン詐欺に関する注意喚起が頻繁になされていました。

アグボン詐欺は「署名すると自分のXYMが詐欺師に送金される内容のトランザクション」が委任ハーベストの設定時などにユーザーに送られるものとなっているため、『取引署名の流れで内容を確認せずに署名したユーザーが詐欺師にXYMを盗まれる』といった問題が発生、日本国内のXYM保有者からも複数の被害報告が行われていました。

しかし今回新たにリリースされた最新版ウォレットでは「不明なアカウントからのマルチシグトランザクション(*1)への署名を許可/禁止する詳細設定項目」が追加されており、デフォルト設定では不明なアドレスからのマルチシグトランザクションへの署名が『許可しない』に設定されているため、最新版ウォレットへとアップグレードすることによってアグボン詐欺の被害者を減らすことができると期待されています。

(*1)マルチシグトランザクション:暗号資産のトランザクション署名に”複数の秘密鍵からの認証”が必要となる種類のトランザクションのこと。この機能を利用すれば「3人からの署名が集まればXYMが送金される」などといった高度な取引を実現することができる。

マルチシグ署名「許可/禁止」の設定方法

「不明なアカウントからのマルチシグトランザクションへの署名を許可/禁止する設定」は、Symbol Walletログイン後の画面右上にある「設定」から「詳細設定」の画面に進むことによって、いつでも自由に変更することが可能です。

マルチシグトランザクション署名の設定画面マルチシグトランザクション署名の設定画面

最新版ウォレットにアップデートしたからといって完全に詐欺被害を防げるわけではないため、今後も様々な詐欺行為に注意する必要がありますが、最新版ウォレットを利用して「不明なアカウントからのマルチシグトランザクションへの署名を”許可しない”」に設定しておけば、アグボン詐欺の被害に遭う可能性を下げることができると期待されるため、不安な方はウォレットのアップグレードを行っておくと良いでしょう。

その他のバグ修正・改善内容は以下のGithubページで確認することが可能で、最新版ウォレットも以下のGithubページからダウンロードすることができるようになっています(ダウンロードはGithubページ下部のリンクから可能。linux・mac・Windows版など複数のバージョンがあるため、自分のパソコンに合ったものを選んでください)。

>>「Symbol Wallet v1.0.11」はこちら

シンボル(XYM)の売買が可能な国内暗号資産取引所ビットバンクはこちら

bitbankの画像暗号資産取引所ビットバンクの登録はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です