東京ドーム×三菱UFJ信託銀行「Progmat UT」活用したユーティリティトークンを発行


三菱UFJ信託銀行と東京ドームは2022年7月29日に、NFTの技術を用いて株主優待などの特典や特定のアセットやサービスに関する利用権や会員権といった権利をユーティリティトークン(UT)として発行することができるプラットフォーム「Progmat UT」を活用し、発行体がUTを発行・管理できる「Token Manager」や、権利者がUTを利用できる「Token Wallet」を用いたUTの発行を2022年7月29日から開始したことを発表しました。

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「Token Manager・Token Wallet」β版を利用

三菱UFJ信託銀行と東京ドームは2022年7月29日に、NFTの技術株主優待などの特典や特定のアセットやサービスに関する利用権や会員権といった権利をユーティリティトークン(UT)として発行することができるプラットフォーム「Progmat UT」を活用し、発行体がUTを発行・管理できる「Token Manager」や、権利者がUTを利用できる「Token Wallet」を用いたUTの発行を2022年7月29日から開始したことを発表しました。

Progmat UT(プログマユーティー)は、株主優待などの特典や特定の資産やサービスに関する利用権や会員権などの権利を”NFT”の形式で発行して移動できる仕組み・プラットフォームであり、『従来の”紙”を使用したアナログ処理が不要で、デジタル上で発行・利用・移転・管理を行うことができる』などのメリットを有しています。

今回のユーティリティトークン発行は、三菱UFJ信託銀行が提供する「Token Manager」と「Token Wallet」のβ版(今回のUT発行用の無償利用版)を用いて実施されるとのことで、ユーティリティトークンを発行する東京ドームは「Token Manager」でUTを発行・管理、権利者は「Token Wallet」上でUTを受領したうえで随時権利行使することができると説明されています。

ホテル・スパの利用券をUTとして発行

具体的には『東京ドームホテル:スイートルームに贅沢ステイ 夕朝食付宿泊プラン』『東京ドーム天然温泉スパ ラクーア:スパ ラクーア パス』というユーティリティトークンが東京ドームから発行されるとのことで、それぞれのUTの概要については以下のように説明されています。

スイートルームに贅沢ステイ 夕朝食付宿泊プラン

【施設名】
東京ドームホテル

【UTタイトル】
スイートルームに贅沢ステイ 夕朝食付宿泊プラン

【詳細】
今回のUT発行に合わせて企画された、ダイニング「ドゥ ミル」のディナーコースと、ルームサービスでのご朝食が付き、133㎡のパークスイートまたはパレススイートルームに特別優待価格(約60%OFF)で宿泊できるスペシャルプランです。料金(2名):278,300 円→ 110,000 円(プラン特価、サービス料・諸税込)

左:東京ドームホテル パレススイート、右:ダイニング「ドゥ ミル」(画像:三菱UFJ信託銀行)左:東京ドームホテル パレススイート、右:ダイニング(画像:三菱UFJ信託銀行)

スパ ラクーア パス

【施設名】
東京ドーム天然温泉スパ ラクーア

【UTタイトル】
スパ ラクーア パス

【詳細】
地下1,700mから湧き出る天然温泉と充実のサウナ、各種トリートメントサロン、ヘルシーなレストラン&カフェ、そして広いリラクゼーションスペースが備えられた「トータルでキレイが叶う」都心のリゾートスパに、購入から60日間何回でも入館できる特別パスを販売(最大68%OFF)。こちらも、今回のUT発行に合わせて企画されたスペシャルプランです。料金(1名):最大186,650円→58,000円(税込)

左:東京ドーム天然温泉 スパ ラクーア、右:スパ ラクーア内サウナ(画像:三菱UFJ信託銀行)左:東京ドーム天然温泉 スパ ラクーア、右:スパ ラクーア内サウナ(画像:三菱UFJ信託銀行)

東京ドームシティは、既にデジタル技術を活用して「街としての認知拡大や魅力の向上・ファンエンゲージメントの強化」に向けた取り組みを推進していますが、ユーティリティトークンを発行してセキュリティトークン保有者へのプロモーション活動を行うのは今回が初の試みであるとのことで、『UTの活用が、デジタルアセットマーケットのユーザー特性把握やエンゲージメントの構築、親和性の確認など、東京ドームシティとお客様のつながりの拡充に結びつくことを期待している』と説明されています。

なお、7月には「不動産のデジタル証券~草津温泉 湯宿季の庭・お宿 木の葉~(譲渡制限付)」に付帯したUT発行も開始されるとのことですが、『本件は特定のセキュリティトークン(デジタル証券)に紐づかない独立したUTの発行であり、STとUTを一体的に発行したい事業者の皆さまのみならず、ファンコミュニティ作りやマーケティング目的でUTのみを発行したい事業者の皆さまについても、一定期間は無償でβ版を提供する予定です』と説明されています。

>>「三菱UFJ信託銀行」の公式発表はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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