LINE NEXT、ソフトバンクやNAVERら10社と約13億円の戦略的投資協定を締結。締結先をまとめて紹介。

約13億円の投資協定

〜NFTおよびWEB3.0のエコシステム拡大とIPコンテンツ事業・マーケティング面での協力を通じて、グローバル市場におけるコンテンツ流通のシナジーを創出へ〜

LINE NEXT Inc.は、パートナー企業10社と総額で約1000万米ドルの戦略的投資協定契約を締結したことを発表しました。

LINE NEXTは21年に設立。米国と韓国を拠点に、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」およびNFTプラットフォームの事業運営を行っており、グローバルNFTおよびWeb3エコシステム構築を目指しています。

パートナー企業はLINEのグローバルNFTプラットフォーム「DOSI」のローンチに向けて協力するとともに、エンターテインメントIPに基づくNFTプロジェクトの開発およびビジネス支援を行います。

LINE NEXTのロゴ

戦略的投資協定企業一覧

ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社
引用:ブランド名の由来・ロゴ | ソフトバンクグループ株式会社 

ソフトバンクグループ傘下の会社で、携帯電話などの無線通信サービス(移動体通信事業者)および長距離、国際通信を提供する日本の大手電気通信事業者。

LINEはZホールディングス傘下であり、Zホールディングスはソフトバンクの子会社です。

NAVER

NAVER
引用:ファイル:Naver Logotype.svg - Wikipedia 

大韓民国に本社を置く同国最大のインターネットサービス会社。1999年6月2日設立。LINEの親会社であり、日本では「NAVERまとめ」が有名ですが、韓国では検索事業で韓国国内78%以上のシェアを誇ります。

NAVER WEBTOON

NAVER WEBTOON
引用:ファイル:Naver Line Webtoon logo.png - Wikipedia 

日本で「LINEマンガ」を運営するLINE Digital Frontier株式会社の韓国系列会社。

同社が運営する電子コミックサービス「NAVER WEBTOON」は、2004年、韓国を代表する検索ポータル「NAVER(ネイバー)」のサービスの一つとしてスタートし、従来のマンガ市場の創作と消費文化全般を革新し、新しい創作生態系(エコシステム)を創造してきました。 2017年5月に子会社として独立し、現在、“WEBTOON worldwide service”を通じて世界10ヶ国語で8,200万のユーザーにwebtoonの楽しさを提供しています。

NAVER Z

引用:NAVER ZがARアバター作成アプリZEPETOのNFTをNFTStudio × LINE Blockchainにて販売 

「ZEPETO(ゼペット)」を提供。「ZEPETO」は、3Dアバター通したZ世代ユーザー向けメタバースアプリ。 仮想世界で自分だけのアバターを使って、いつでも、 どこでもコミュニケーションをとることができ、さらに想像する全ての世界を作り出すことができます。2018年8月のアプリリリース後、アジア圏を中心に世界中で利用者を増やしており、2022年6月現在では世界で3億ユーザーが参加しています。

LINE Games

「LINE GAMES」は、ゲーム事業を専門とするLINEの100%連結子会社。「LINE GAMES」は「NextFloor」の発行済株式総数の51%を取得し連結子会社化されています。「NextFloor」は韓国に本社を置くゲーム開発会社で、ミドルコアゲームを中心とした多数のヒットタイトルをグローバルに展開しています。

CJ ENM

CJ ENM
引用:社名変更のお知らせ|Mnetのプレスリリース 

韓国のCJグループの子会社である。2018年7月1日にエンターテイメント事業を展開するCJ E&Mと、通販事業を展開するCJオーショッピングが合併して設立されました。

映画製作、映画配給、ケーブルテレビ局の運営から番組制作などを幅広く手掛けており、韓国の代表的な音楽専門チャンネルのMnetや、子供番組専門チャンネルのトゥーニバースなどを運営しています。

YG PLUS

YG PLUS
引用:YG PLUS | Kpop Wiki

2014年11月にYGエンターテインメントに買収された上場メディアおよび広告会社です。YGエンターテインメントは人気女性グループBLACKPINK(ブラックピンク)の所属事務所。2019年に同社は音楽配信業界に参入し、商品の制作、配信、ライセンス供与も行っています。

他に提携を結んだ企業

  • SHINSEGAE
  • Hashed
  • K Auction

エンタメ系IPを活用する計画

LINE NEXTは、グローバルのNFTマーケットをリードしていくために、今回の投資を通じて、幅広いエンターテインメントIPを保有・運営するコンテンツ・流通・ゲーム・エンターテインメント企業などと戦略的に協業します。

LINE NEXTは、ユーザーにとって親しみやすい“NFT体験”を提供することで、グローバルNFTプラットフォームを広くユーザーに普及することを目指しています。パートナー企業は、NFTプロジェクトを通じてグローバルなコンテンツ流通を加速させることで、新たなマーケットへの参入をLINE NEXTとともに目指しています。

本協業の具体施策の一例として、LINE NEXTは、コンテンツの多様化を図るため、NAVERのエンターテインメント映像サービス「NOW.」やCJ ENMのインフルエンサービジネスグループ「DIA TV」、韓国のダンスサバイバル番組「Street Man Fighter」など、エンターテインメントIPを活用したNFTプロジェクトが展開予定です。

本プロジェクトで発行されたNFTは、「DOSI」の各ブランドストアで取引できるようになる予定。またLINE NEXTは、ユーザーにとって親しみやすい“NFT体験”を提供するために、NAVERログインとDOSI Walletを連携や、Naver Payでの決済が可能になる計画だそうです。

LINE NEXT CEO 高 永受(コ ヨンス)コメント

今回の投資協定について、LINE NEXT CEOの高 永受氏は以下コメントを出しています。

「WEB3.0のエコシステムを拡大するためには、ユーザーのニーズに基づいたNFTを創出し、NFTの価値を提供することが大切です。グローバルのNFTマーケットにアジアのエンターテインメントIPを提供することで、新たなファンダム文化を醸成していきながら、広くNFTを普及させる予定です。」

参照元:NFT Media

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