【取材】ダブルジャンプ、web3ファンド発表
DJTが「double jump.ventures」設立
NFT事業⽀援やブロックチェーンゲーム開発を行うdouble jump.tokyo:DJT(ダブルジャンプトウキョウ)が、新たにコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「double jump.ventures(ダブルジャンプベンチャーズ)」を立ち上げたことが7月5日分かった。
「ダブルジャンプベンチャーズ」は、DJTの経営ビジョンに近いweb3領域のプロジェクトに対し、協業パートナーとして事業投資をする予定とのことだ。具体的には、資金面のサポートのみならず、DJTのリソースやネットワークも活用して、投資先の事業成長を支援するという。
投資対象は、DJTと事業シナジーが見込まれる国内外のweb3領域のプロジェクトとのこと。また投資対象ステージはシード期からシリーズA期で、投資方法については、株式およびトークンへの投資となっている。
なお現在の投資ポートフォリオには、BOBG、クリプトゲームス(CryptoGames)、ダブルジャンプフロッグ(double jump.frog)、マイクロバース(microverse)、YGGジャパン(YGG Japan)が含まれている。
DJTは発表にて、現在web3領域のプロジェクトが生まれるスピードが加速する一方で、プロジェクト立ち上げ時期に出資パートナーからweb3領域でのノウハウを得られずに、プロダクトづくりに苦しむプロジェクトが多いなど、数多くの課題を解決する必要があると説明している。
このような背景からDJTは「ダブルジャンプベンチャーズ」を立ち上げ、国内外の有力プロジェクトへの事業投資を推進し、ブロックチェーンゲーム開発などの既存事業の強化だけではなく、投資先支援を通じて新規領域での事業創出を目指すとしている。
日本のCVC立ち上げ事例としては、GMOインターネットが「GMO Web3株式会社」を今年6月下旬に設立予定であることを発表していた。この新会社はweb3ベンチャー支援に特化したハンズオン型CVCとなっている。
DJTの新執行役員で管理本部長の栗原隆氏へ取材
あたらしい経済編集部は、DJTの新執行役員で管理本部長の栗原隆氏へ取材をした。
−−double jump.venturesは、どこの国で、誰が、どれくらいのファンド規模で運用していくのでしょうか?
DJTのCVC事業として、国内から国内外のプロジェクトへ投資をしてまいります。純投資のファンドではなく、あくまでも戦略的投資・事業投資であるため、具体的な投資規模は決まっておりません。DJTとの事業シナジーの高いプロジェクトがあれば複数投資していきます。座組みといたしましては他社との共同出資も視野にいれております。
関連ニュース
ゲームに「稼ぐ」は必要なのか?(double jump. tokyo CEO 上野広伸)
【取材】ダブルジャンプとアスター(ASTR)が提携、NFTコンテンツ展開へ
DeFiがブロックチェーンゲーム/ NFTに与えた影響、既存ゲームとの違いは?double jump. tokyo上野広伸氏インタビュー(1/3)
参照元:ニュース – あたらしい経済