「FTX Japan」ローンチ、日本市場へ本格参入
FTXが暗号通貨取引所「FTX Japan」ローンチ
暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所FTXグローバルが、日本の顧客に向け暗号通貨取引所「FTX Japan」をローンチしたことが6月3日に分かった。
「FTX Japan」のローンチによりユーザーは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL:ソル)、FTX Token(FTT)などの暗号資産を、現物および先物で取引できるとのことだ。
なお先物は、DEX(分散型取引所)パーペチュアルプロトコル(Perpetual Protocol)を動かすためのトークン「PERP」との取引ペアでサポートされる。
また「FTX Japan」では日本円による入出金手続きがスピーディーに行えるサービスも提供開始しているという。
「FTX Japan」は、日本の暗号資産交換業者であり、金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業者として登録が完了した、FTX Japan株式会社が運営している。またFTX Japanの暫定CEOは、FTXのCEOサム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が務めるとのこと。
FTXは今年2月、国内暗号資産取引所「Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)」の親会社であるリキッドグループ(Liquid Group Inc)を買収し、今年4月に「Liquid by Quoine」から「FTX Japan」に社名変更している。
また社名変更の際、サービス名も「Liquid by FTX(旧:Liquid by Quoine)」に変更し、「Liquid by FTX」とは別に「FTX Japan」を新たに立ち上げることを発表していた。そのためFTXは、「Liquid by FTX(https://app.liquid.com/ja)」と「FTX Japan(https://ftx.com/jp)」を別々のプラットフォームとしてサービス展開している。
サム・バンクマン・フリード氏は「FTX Japan」のローンチについて「今年初めにこの買収を完了できたことは、規制対象事業者を通じてデジタル資産市場へのアクセスを世界中の投資家に提供するという我々の目標達成に向けた重要なステップとなります。今回の買収はFTX社に技術的な優位性をもたらすだけでなく、日本の規制当局と透明で建設的、かつ前向きな議論が直接行えるようになる、ということを意味しています」と発表でコメントしている。
また「日本は高度に規制された市場であり、暗号通貨取引の潜在的な市場規模は1兆ドルにのぼると言われています。FTX Japanのローンチにより、日本市場にパーペチュアルやスポット暗号取引などの新しいプロダクトを提供することができるようになります。FTX Japanを通じて、私たちは日本のデジタルアセットエコシステムにさらなる革命を起こすことを見据えています」とコメントしている。
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デザイン:一本寿和
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参照元:ニュース – あたらしい経済