【墨汁速報】イーサリアムPoS移行”The Merge”をロプステンで6月にテスト 本実装がカウントダウンへ

イーサリアムは5月13日に行われたデベロッパー会議にてイーサリアムマイニング終了をしてPoSへ完全移行する”The Merge(統合)”をロプステン(Ropsten)テストネットで6月8日前後に実装することを決定した。ロプステンはイーサリアムのメインテストネットであり、このThe Mergeのテストはイーサリアムが実際にPoSへ移行する”メインネットでの実装目前”であるということになる。

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イーサリアムのロプステン(Ropsten)とは?

イーサリアムのロプステンとはテストネットであり、イーサリアム2.0やL2(レイヤー2)のテストで使用されているゴレリ(Goreli)テストネットがローンチするまでテスト環境としてメインで使用されていた。

ロプステンは現在は主にイーサリアムの大型アップデートとなるハードフォークをテストするために使用されており、実際に多くのERC20トークンやDeFi、NFTアートマーケットプレイスなどが利用されている”メインネット”で実装する前に最終チェックを行う場所だと考えればわかりやすいだろう。

 

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The Mergeをロプステン実装を決定

イーサリアムファンデーションは5月13日に行われたデベロッパー会議138において、ロプステンでThe Mergeを実装することにデベロッパーが同意。イーサリアムクライアントサイドでの一部実装が必要となるため、5月末に一度ロプステンのThe Mergeに対応するために対応を行い、6月8日前後にThe Mergeのテストを行うことになる。

ロプステンとセポリアテストネットではThe MergeのコアとなるPoSの”ビーコンチェーン(Beacon Chain)”をローンチする必要があり、0番目のジェネシスと前回の大型アップデート”アルタイル(Altair)”を足早に実装してThe Mergeのテストを行う。

 

 

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The Mergeメインネット実装の条件は?

ロプステンは上記でみたようにすでにゴレリがメインで使用されていることからも、イーサリアムデベロッパーによる管理はほとんどされていなく、非常に不安定な状態となっている。これらのことからロプステンに変わる新しいテストネットとして2021年10月にローンチした”セポリア(Sepolia)テストネット”をイーサリアムデベロッパーは重視している。

そのためコアデベロッパー達はロプステンでのテストは最終テストのゴレリとセポリアでThe Mergeの実装を行う前段階だと考えているようだ。つまり順序としては

ロプステン→セポリア&ゴレリ→メインネット実装

となるだろう。

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