ユニスワップ「ERC20トークンでウクライナ政府に寄付できるツール」を公開
分散型取引所(DEX)の「ユニスワップ(Uniswap/UNI)」は2022年3月1日に、任意のERC-20トークンをイーサリアム(ETH)に交換して、1回の取引でウクライナ政府に直接寄付することができるツールを公開したことを発表しました。
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ETHへの交換+送金を「1回の取引」で完了
ユニスワップ(Uniswap/UNI)は2022年3月1日に、任意のERC-20トークンをイーサリアム(ETH)に交換して、1回の取引でウクライナ政府に直接寄付することができるツールを公開したことを発表しました。
ウクライナ政府は先月27日に「仮想通貨で寄付を受け取るためのウォレットアドレス」を公開していましたが、この寄付用アドレスは「BTC・ETH・USDT」のみにしか対応していなかったため、それ以外のアルトコインしか保有していない場合は「アルトコインをETHなどに変換して送金する」という手順を取る必要があり『交換手数料と送金手数料がかかる』という問題がありました。
しかし、今回ユニスワップが公開したツールを利用すると「任意のERC-20トークンをETHに交換してウクライナ政府の寄付用ウォレットに送金する」という手続きを一回の取引で完結することができるため『寄付者が負担する手数料の削減になる』というメリットがあります。
実際に寄付を行う際には専用ページに移動してウォレットを接続した後に「寄付に使用したいトークン」と「寄付したい数量」を入力して「Send(送金)」をクリックすることによって寄付することができるようになっています。
1/ To ensure that everyone who wants to donate ERC-20 tokens to the Ukrainian government can do so, we built an interface that swaps any token for ETH and then sends it directly to the Ukrainian government in a single transaction.https://t.co/3zuJLpmWNQ https://t.co/Fg3HSdbNSF
— Uniswap Labs (@Uniswap) March 1, 2022
ERC-20トークンをウクライナ政府に寄付したい全ての人々が寄付できるようにするために「任意のトークンをETHに交換して、1回の取引でウクライナ政府に直接送金することができるインターフェース」を構築しました。
ウクライナ政府が共有しているアドレスはUSDTとETHのみを受け入れる中央集権的な取引所です。私たちは『寄付したいがETH・USDT以外のERC-20トークンを保有している』という人々が誰でもワンクリックで寄付できるようにインターフェースを構築しました。
任意のERC-20トークンでウクライナを支援するには、のインターフェースで寄付したいトークンと金額を選択してください。また、支援する準備ができている他の人にも共有をお願いします。
なお、ウクライナ政府は今月1日に「ポルカドット(Polkadot/DOT)」による寄付を受け取るためのウォレットアドレスも公開しており、ポルカドットの創設者であるギャビン・ウッド氏が約29万8,300DOT(6.4億円相当)を寄付したことも報告されています。
【ウクライナ政府の寄付用BTCアドレス】
357a3So9CbsNfBBgFYACGvxxS6tMaDoa1P
【ウクライナ政府の寄付用ETH・USDTアドレス(ERC-20)】
0x165CD37b4C644C2921454429E7F9358d18A45e14
【ウクライナ政府の寄付用DOTアドレス】
1x8aa2N2Ar9SQweJv9vsuZn3WYDHu7gMQu1RePjZuBe33Hv
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