【重要】日本円ステーブルコイン「ICHIBA」取扱終了へ|ICB→JPYCの交換受付開始
前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン「JPYコイン(JPY Coin/JPYC)」を取り扱っている「JPYC株式会社」は2022年1月19日に、同社が発行しているERC20事業者用自家型前払式支払手段である「イチバ(ICHIBA/ICB)」の取扱いを2022年3月31日をもって終了することを発表しました。今回の発表では、本日19日から「ICBからJPYCへの交換受付」を開始したことも報告されています。
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イチバ(ICHIBA/ICB)の取扱い終了へ
JPYC株式会社は2022年1月19日に、同社が発行しているERC20事業者用自家型前払式支払手段である「イチバ(ICHIBA/ICB)」の取扱いを2022年3月31日をもって終了することを発表しました。
イチバ(ICHIBA/ICB)は2020年8月に発行・販売が開始された自家型前払式支払手段扱いとなる”事業者向け”の日本円連動ステーブルコインであり、同社サービスの決済手段としても利用されていました。
JPYC株式会社はICB発行した後、2021年1月に自家型前払式支払手段となる”一般向け”の日本円連動ステーブルコイン「JPYコイン(JPY Coin/JPYC)」を発行・販売開始していましたが、JPYCが発行されたことによって事業者の方もJPYCを利用することができるようになったため、ICBの取扱いを終了することになったと説明されています。
ICB取扱終了に伴う今後のスケジュール
今回の発表では、イチバ(ICHIBA/ICB)の取扱終了に伴い、本日19日から「ICBからJPYCへの交換」を開始し、2022年4月1日~2022年6月30日までの3ヶ月間にかけて「ICBの払い戻し」を受け付けることも報告されています。ICB取扱終了に伴う今後のスケジュールについては以下のように説明されています。
ICBの新規発行・販売業務の終了
ICBの取扱終了に伴い「ICBの新規発行・販売業務」は2022年1月31日をもって終了。
ICBからJPYCへの交換開始
ICBの取扱終了に伴い「既に保有されているICBとJPYCの交換」を2022年1月19日から開始。希望する方は2022年3月31日までに「こちらのフォーム」に入力する必要があります(2022年4月1日以降はICBからJPYCへの交換を受け付けることができない)。具体的な交換手続きについては後日JPYC株式会社から個別に連絡が行われます。
ICBの払戻しの受付について
2022年4月1日〜2022年6月30日までの間「ICBの払戻し」を受け付け。同期間中に申し込みがあったものに関しては、ICBと同額の日本円を銀行振込により払い戻し。詳細については後日発表。
今後のスケジュール
2022年1月19日 | ICBのJPYCへの交換開始 |
2022年1月31日 | ICBの新規発行・販売業務終了 |
2022年3月31日 | ICBの取扱終了(*1) |
2022年4月1日 | ICBの払戻受付開始(*2) |
2022年6月30日 | ICBの払戻受付終了 |
2022年7月15日 | 払戻し(銀行振込)の実施 |
(*1)JPYCへの交換を含め、以降ICBを利用できなくなります。
(*2)払戻受付期間内に申出をしなかったICB保有者は、当該払戻しの手続から除斥されるため注意が必要です。
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