NFTマーケットプレイス「OpenSea」IPO(新規株式公開)計画か
世界最大級のNFTマーケットプレイスである「OpenSea(オープンシー)」が新規株式公開(IPO)を検討している可能性があることが「Bloomberg」の報道で明らかになりました。OpenSeaの最高財務責任者(CFO)に就任したBrian Roberts氏は、OpenSeaはeコマース大手「eBay」に似ていると評価した上で『これほど急成長している企業ならば、株式公開を考えない方が不自然である』と語っています。
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OpenSeaの新CFOが「IPO実施」を示唆
世界最大級のNFTマーケットプレイスである「OpenSea(オープンシー)」が新規株式公開(IPO)を検討している可能性があることが「Bloomberg」の報道で明らかになりました。
「Bloomberg」の報道によると、OpenSeaは米国のライドシェア型オンライン配車サービス「Lyft(リフト)」の元CFOであるBrian Roberts氏を最高財務責任者(CFO)として採用したとのことで、このBrian Roberts氏がインタビューの中で『OpenSeaのIPO実施』を示唆しています。
OpenSea(オープンシー)はNFTを作成・出品・売買することができる世界最大級のNFTマーケットプレイスであり、2017年12月のベータ版サービス公開以降は急速にユーザー数が増加、2021年8月には月間取引高10億ドル(1,100億円)を記録するなど、大手NFTマーケットプレイスとして知られていますが、Brian Roberts氏はOpenSeaのCFO就任について『こんなに興奮したのは久しぶりだ』と述べた上で『OpenSeaを見ていると1995年の”eBay”を思い出す』とコメントしています。
Brian Roberts氏は「OpenSeaの資金調達」について詳しくは語っていないものの、『私は多くの損益計算書を見てきたが、このような損益計算書は見たことがない』と語っており、『これほど急成長している企業ならば、IPO(新規株式公開)を考えない方が不自然だろう』とコメントしているため、業界では「OpenSeaはIPOを計画している可能性がある」と注目が集まっています。
なお、同氏はインタビューの中で『これ以上の現金を調達する必要はないが、NFTの利用を新しい産業に拡大するために、企業買収・パートナーシップの締結・合弁事業の設立などに資金を利用することができる』ともコメントしています。
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