米Kraken:株式取引・少額ローンなどの「伝統的な金融サービス提供」を計画


米国の老舗暗号資産取引所「Kraken(クラーケン)」のCEOであるJesse Powell(ジェシー・パウエル)氏は2021年11月2日に放送された「CNBC」とのインタビューの中で、同社が株取引・銀行サービス・少額融資などといった伝統的な金融サービスの提供を計画していることを明らかにしました。

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「株取引・銀行サービス・少額融資」などの提供を計画

Kraken(クラーケン)のCEOであるJesse Powell(ジェシー・パウエル)氏は2021年11月2日に放送された「CNBC」とのインタビューの中で、同社が株取引・銀行サービス・少額融資などといった伝統的な金融サービスの提供を計画していることを明らかにしました。

2011年に設立されたKrakenは米国に本拠地を構えつつグローバルに仮想通貨取引サービスを提供していますが、2020年9月には米国初の仮想通貨銀行「Kraken Bank」の設立に向けて米ワイオミング州の銀行監督部門から「特別目的委託銀行機関(Special Purpose Depository Institution/SPDI)」としてのライセンスを取得したことも発表されています。

Krakenは2020年9月の発表時に「Kraken Bankは米連邦政府と州政府から銀行業の承認を受けた米国初の仮想通貨銀行」だと説明しており、具体的な事業内容については「デジタル資産のカストディ・入出金・預金通貨口座・海外送金・資金貸付サービス」などといった様々なサービスを提供する予定だと報告していましたが、将来的にはこれらのサービスに「株式取引」などを加えた包括的な金融サービスが提供されていくことになると予想されます。

ただしJesse Powell氏は今回のインタビューの中で『私たちが専門としているのは10年以上前から続けている暗号資産ビジネスである』とも述べており、株式取引などは同社が展開する大規模なビジネスの中の小さなプロジェクトのようなものであると説明しています。

Krakenは日本居住者向けサービスでも他社では提供されていない独自のサービスを展開しており、先月13日には以下のような「仮想通貨/米ドル、仮想通貨/ユーロ、法定通貨/法定通貨」の取引ペアを追加したことなども報告されています。

【米ドル建の取引】
ビットコイン(BTC)/米ドル(USD)
イーサリアム(ETH)/米ドル(USD)
リップル(XRP)/米ドル(USD)
ライトコイン(LTC)/米ドル(USD)
ビットコインキャッシュ(BCH)/米ドル(USD)

【ユーロ建の取引】
ビットコイン(BTC)/ユーロ(EUR)
イーサリアム(ETH)/ユーロ(EUR)
リップル(XRP)/ユーロ(EUR)
ライトコイン(LTC)/ユーロ(EUR)
ビットコインキャッシュ(BCH)/ユーロ(EUR)

【法定通貨同士の交換】
日本円(JPY)/米ドル(USD)
日本円(JPY)/ユーロ(EUR)
米ドル(USD)/ユーロ(EUR)

>>「Kraken」の公式サイトはこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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