ビットコイン・イーサリアムに「約28億円」を投資:米テキサス州の消防士年金基金
アメリカ・テキサス州ヒューストンの消防士年金基金「Houston Firefighters’ Relief and Retirement Fund(HFRRF)」が、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に2,500万ドル(約28億円)を投資したことが仮想通貨投資企業「NYDIG」の発表で明らかになりました。同年金基金が仮想通貨に投資するのは今回が初であると報じられています。
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BTC・ETHに「2,500万ドル」を投資
アメリカ・テキサス州ヒューストンの消防士年金基金「Houston Firefighters’ Relief and Retirement Fund(HFRRF)」が、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に2,500万ドル(約28億円)を投資したことが仮想通貨投資企業「NYDIG」の発表で明らかになりました。
HFRRFは「NYDIG」のサービスを通じてビットコインとイーサリアムを購入したとのことですが、投資された2,500万ドルの内訳は明らかにされていません。
Houston Firefighters’ Relief and Retirement Fund(HFRRF)は、6,600人以上の現役/退役消防士とその家族の退職金を扱っている基金であり、資産運用規模は2020年6月時点で41億ドル(約4,670億円)に上っていると報告されています。
同年金基金は、ファンドの半分以上を普通株・未公開株に投資している他、そのほかには不動産や債権などにも投資していたとのことですが、同年金基金が仮想通貨に投資したのは今回が初であるとも報じられています。
仮想通貨は「もはや無視できない資産クラス」
HFRRFの最高投資責任者であるAjit Singh(アジット・シン)氏は「Bloomberg」の取材に対して『仮想通貨はリスク管理のための新しいツールだと考えている』と語っており、『投資ポートフォリオに追加する資産クラスとしてかなり前から仮想通貨に注目していたが、もはや無視できない資産クラスになった』ともコメントしています。
また、同氏は「先物関連の投資に伴うリスクを負うよりも、仮想通貨に直接投資することを好む」ということなども説明しています。
仮想通貨はリスクを管理するための新たなツールだと考えています。期待リターンが高く、自分でリスクを管理することができます。また、他の全ての資産クラスとの相関性が低いのも特徴です。
私たちはシンセティックエクスポージャーを得たくなかったので、トークンに直接投資することにしました。機関投資家による導入が増えれば、需要と供給の関係がますます複雑になっていくでしょう。現物資産、つまり実際のトークンを保有することによって、将来的にはインカムゲインを得られる可能性があるのです。
私たちは投資ポートフォリオに加える資産クラスとして仮想通貨にかなり前から注目し、研究・分析を行ってきましたが、仮想通貨はもはや無視できない資産クラスになりました。
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は数年前までは主に個人投資家などが注目している資産であったものの、ここ数年間では世界中の企業・団体が数億円規模で投資を行なっているため、今後はこのような動きがさらに拡大していくことになると予想されます。ビットコインのような仮想通貨は総発行枚数に上限が設定されているため、BTCに投資する企業・団体が増加すれば、1BTCあたりの価格も大幅に上昇していくことになると期待されています。
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