バイナンスがシンガポールドル取引ペアなどサービス停止、規制当局から警告受け
バイナンスがシンガポールドル取引ペアなどサービス停止
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、シンガポールで「SGD(シンガポールドル)」の取引ペアをはじめとしたサービスを停止することを9月5日に発表した。
Changes to #Binance Offerings in Singaporehttps://t.co/oKsgb8VFta
— Binance (@binance) September 5, 2021
発表によると「SGD」の取引ペア停止の他、「SGD」のペイメントオプションの停止、およびシンガポールでのiOSとGoogle Playでのアプリ削除が実施されるとのこと。
上記サービスの停止は9月10日午前4:00(UTC:協定世界時)からとなっている。
バイナンスは9月2日にシンガポールの金融規制当局であるシンガポール金融管理局(MAS)より「警告リスト(未登録業者)」に追加されていた。今回のサービス停止は規制に準拠すべく対応を行ったものであると思われる。
なおバイナンスは他国でも、現地規制準拠のため8月13日に韓国ウォン(KRW)取引ペアとマレーシアリンギット(MYR)取引ペアなどの停止を行っている。また8月6日には香港で、7月30日にドイツ、イタリア、オランダでデリバティブ商品の提供停止した。
バイナンスのCEOであるCZ(Changpeng Zhao)氏は今回のシンガポールでのサービス停止について「シンガポールのユーザーにはさらにサービスの制限があるかもしれません。私たちはルールは作りません。MASが作ります。それに私たちは従います。何卒ご理解ください」と自身のTwitterにてコメントしている。
There may be more restrictions on SG users on @binance (.com). We don’t make the rules, MAS does, we follow. We ask for your understanding.
— CZ Binance (@cz_binance) September 5, 2021
If it happens, there will always be grace periods for you to cancel orders/positions and withdrawals. Your funds are always #SAFU.
関連ニュース
バイナンス、韓国とマレーシアで法定通貨取引ペアなどのサービス提供停止
バイナンスが香港でデリバティブ商品提供を停止へ、欧州3ヵ国での対応に続き
バイナンス、ドイツ、イタリア、オランダで先物とデリバティブ取引停止へ
参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/mizoula
参照元:ニュース – あたらしい経済