火山エネルギー活用した「ビットコインマイニング」を指示:エルサルバドル大統領


エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は2021年6月10日に、同国の国営地熱発電所である「LaGeo」の社長に対して『火山エネルギーを用いた、非常に安価で、100%クリーン、100%再生可能、CO2排出量ゼロのビットコインマイニング施設の計画を立てるように』と指示したことを明らかにしました。

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「地球環境に優しいBTCマイニング計画」始動

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は今月5日に『ビットコインを法定通貨として認める法案』を議会に提出することを発表、先日9日には『このビットコイン法案が議会の承認を得て可決されたこと』が報告されていましたが、本日10日には新たに『100%クリーンエネルギーで稼働するビットコインマイニングハブを構築する計画を始動したこと』が明らかにされました。

ナジブ・ブケレ大統領は2021年6月10日のツイートで、同国の国営地熱発電所である「LaGeo」の社長に対して『火山エネルギーを用いた、非常に安価で、100%クリーン、100%再生可能、CO2排出量ゼロのビットコインマイニング施設の計画を立てるように』と指示したと報告しています。


先ほど、我が国の国営地熱発電所である「LaGeo」の社長に『火山エネルギーを用いた、非常に安価で、100%クリーン、100%再生可能、CO2排出量ゼロのビットコインマイニング施設の計画を立てるように』と指示しました。

我が国のエンジニアは新しい井戸を掘ったことを知らせてくれました。この井戸によって、100%クリーン・廃棄物ゼロで約95MWの地熱エネルギーが火山から供給されるため、これを中心として「完全なるビットコインマイニングハブ」の設計を開始します。

井戸から湧き出しているのは純粋な水の水蒸気です。

大規模な地熱エネルギーを備えるエルサルバドル

ブケレ大統領が支持を出したLaGeo(ラ・ジオ)社は、エルサルバドルのアワチャパンとベルリンで2つの地熱発電所を運営している国営地熱発電所であり、今後はサンビセンテとチナメカにも新たな施設を建設することを計画していると報告されています。

エルサルバドルは23の活火山がある地熱発電大国であり、潜在的な地熱エネルギーの量は644MW近いとされているものの、現時点ではそのうちの3分の1程度した発電に使用されていないため、今後発電施設の建設計画などが進むことによって、より多くの電力が100%クリーンな地熱エネルギーで賄われていくことになると期待されています。

ビットコイン(BTC)のマイニングでは大量の電力が必要となるため、一部では『ビットコインは環境問題に悪影響を与える可能性がある』といった批判も出ていましたが、エルサルバドルのように再生可能エネルギーでマイニング電力を補う事例が増えれば、そのような批判もなくなると期待されます。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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