Goldman Sachs:ビットコインの新たなデリバティブ「NDF取引」提供へ


米国の大手投資銀行「Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)」が、仮想通貨ビットコイン(BTC)の差金決済型先渡為替取引(Non-Deliverable Forward/NDF)を提供することが「Bloomberg」の報道で明らかになりました。

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Goldman Sachs「ビットコインのNDF取引」提供へ

Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)が、仮想通貨ビットコイン(BTC)の差金決済型先渡為替取引(Non-Deliverable Forward/NDF)を提供することが「Bloomberg」の報道で明らかになりました。

差金決済型先渡為替取引(Non-Deliverable Forward/NDF)とは、実物や実際の外貨を直接取引するのではなく「あらかじめ決められた取引価格(NDF価格)」と「決済時の実勢価格」との差額を米ドルなどの主要通貨で差金決済するデリバティブ商品の一種であり、価格変動リスクをヘッジするために利用されています。

ゴールドマン・サックスが提供するNDF取引では「Cumberland DRW(カンバーランド)」を取引パートナーとして活用し、「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」のブロック取引によるビットコイン先物の売買で、ビットコインの価格変動リスクをヘッジすると報告されています。

Goldman Sachsはビットコインのスポット市場ではまだ活動していないものの、ビットコイン先物取引は提供していたため、NDFの取引が開始されることによってビットコイン関連のデリバティブ商品が拡大されることになります。

「Bloomberg」の報道によると、ゴールドマン・サックスのデジタル資産担当アジア太平洋責任者であるMax Minton(マックス・ミントン)氏は『仮想通貨分野で機関投資家の需要は引き続き大きく伸びており、カンバーランドのようなパートナーと協力することによって当社の能力を拡大できる』と語ったと報告されています。

また、事情に詳しい複数の匿名関係者は『カンバーランドとの提携は、ゴールドマンがこうしたサービスの提供で他企業と組むことに前向きなことを裏付けている』と語ったとも報じられています。

ゴールドマン・サックスは2018年に「ビットコイン先物取引」や「NDF取引」の提供を開始した後にそれらを一時中断していたものの、今年の春にはビットコイン先物取引を再開、3月末には富裕層向け資産運用部門の顧客に対して『ビットコインなどの仮想通貨投資商品を第2四半期までに提供する』と説明していたため、今回のビットコインNDF取引の提供はこれらの発表に続くものとなります。

なお「Bloomberg」は今回の報道の中で、関係者1人の話として『ゴールドマン・サックスは次のステップとして、ビットコインに基づく上場投資証券(ETN)や、グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)へのアクセスをヘッジファンドの顧客に提供する可能性がある』とも報じています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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