ビットコイン決済で「保険料の支払い」が可能に:スイス保険大手AXA Switzerland


スイスの大手保険会社である「AXA Switzerland(アクサ・スイス)」は2021年4月15日に、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)による支払いに対応したことを発表しました。ビットコイン決済は「Bitcoin Suisse」との提携によって導入されており、生命保険を除くほぼ全てのサービスで利用可能だと報告されています。

こちらから読む:Chiliz、”楽天ヨーロッパ”と提携「暗号資産」関連ニュース

仮想通貨の需要増加受け「BTC決済」に対応

世界各国で生命保険・損害保険・資産運用などの金融サービス事業を展開しているフランスの保険・金融グループ「AXA(アクサ)」の子会社である「AXA Switzerland」は2021年4月15日に、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)による支払いに対応したことを発表しました。

ビットコイン決済はスイスの仮想通貨ブローカー企業「Bitcoin Suisse」との提携で実現しており、生命保険を除くほぼ全てのサービスで利用することができると報告されています。生命保険でBTC決済が利用できない理由については『規制上の問題があるためだ』と説明されています。

AXA Switzerlandは『2019年末に18歳〜55歳の人々を対象とした市場調査を実施した結果、回答者の約3分の1が”既に複数の仮想通貨を保有している”または”仮想通貨に興味を持っている”と回答した』と述べており、新型コロナウイルスなどの影響でデジタル化の動きが加速し、仮想通貨の普及が拡大する中で、仮想通貨決済の需要に対応するためにビットコイン決済をサポートしたことを説明しています。

ビットコイン保有の予定はなし

支払いに使用されたビットコインはスイスの法定通貨である「スイス・フラン(CHF)」に変換した上で「AXA Switzerland」に支払われることになっているため、AXA側はビットコインの価格変動リスクを気にすることなく支払いを受けることができるようになっています。

なお、ビットコイン決済に対応している「Tesla(テスラ)」などの企業は『受け取ったビットコインをBTCのまま保有すること』を発表していますが、AXA Switzerlandは財務資産(バランスシート)上ではビットコインを保有しないとしています。

また「AXA」自体はビットコイン決済に手数料を請求しないものの、「Bitcoin Suisse」が決済に利用するレートにはブロックチェーン取引・外貨両替・その他手数料をカバーするために1.75%の手数料が含まれているとも説明されています。

AXA Switzerlandが支払い手段として受け入れている仮想通貨は現時点でビットコインのみとなっているものの、公式発表の中では『ビットコイン決済の導入が順調に進んだ場合には、追加の支払いオプションが追加される可能性がある』ということも説明されています。

>>「AXA Switzerland」の公式発表はこちら

ビットコイン(BTC)などの購入は豊富な暗号資産を取り扱っている暗号資産取引所Coincheckからどうぞ。

暗号資産取引所Coincheckの画像


暗号資産取引所Coincheckの登録ページはこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です