経験の浅い投資家の30%は購入したビットコイン(BTC)を1年以内に売却

経験の浅い投資家の30%は購入したビットコイン(BTC)を1年以内に売却

マーケットリサーチ会社のカーディファイ(Cardify)によると、市場経験の浅い投資家は、購入したビットコイン(BTC)を1年も保持できないことが分かりました。いわゆる取引に信念を持てない投資家は、購入後最初に訪れるだろう大きな価格修正時期に直面して、手持ちのビットコインを持ち続けずに手放してしまいます。

新規投資家が激増、昨年11月から今年2月まで3倍に

リポートによると、ビットコインを購入した新規投資家のデポジットは、昨年11月か今年2月までにほぼ3倍に増加しました。リポートはこの間の新規投資家の動きについて、「テスラ(Tesla)によるビットコイン投資や自社アプリで仮想通貨を受け入れるペイパル(PayPal)、スクエア(Square)などの企業ニュースによる効果があって、新規投資家による購入が昨年11月のすべて入金額の14.8%から41.5%にまで増えた」と伝えています。

経験の浅い投資家の3人に1人(32.2%)は、手持ちの資産は短期に増やすものだと考えています。リポートは「経験の浅い投資家は、長期的に利益を上がることが(仮想通貨を購入する)主たるモチベーションとしてはいるが、彼らの41.9%はその仮想通貨を12カ月以内でしか保持する意図はない」と結論付けています。

一方、経験豊富な投資家で同様のことを考えているのは、5人に1人(19.9%)に過ぎません。リポートによると、「経験豊富な投資家の59%は、2年以上持ち続けたいと語っている。一方で、経験の浅い投資家のそれは30.7%にすぎない」と述べています。

投資家個人の資産に占める仮想通貨のシェアは3.8%から13%に増加

同社によると、仮想通貨アカウントの投資額は急上昇中であり、「今年1月には2019年のそれの23倍に増加した。1カ月の平均的な入金額は、19年1月の432ドルから今年1月には1,212ドルとなっている」としています。

投資家個人の資産ポートフォリオを占める仮想通貨の割合も増加しており、現在の平均的な投資家のポートフォリオの約13%を占めています。20年1月の平均はわずか3.8%だったためかなりの増加です。

リポートによると、仮想通貨に投資するユーザーはますます増えていますが、これら投資家の圧倒的多数は、仮想通貨市場の働きについて知識が薄いことが分かっています。経験豊富な投資家の11.3%は、2021年中にビットコイン価格が再度また2万ドル以下に落ち込むことを懸念しています。同様の懸念をしている経験の薄い投資家は20.6%でした。

また彼らは仮想通貨に対して絶対的な自信があるわけではないようです。調査対象となった半数以上の投資家の半数以上が、最大の懸念は大きな価格変動によって資産を失うことであることに同意しています。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
50% of Inexperienced Investors to Hold Bitcoin Less Than a Year – Survey

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参照元:CoinChoice

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