BitPayの仮想通貨プリペイドカード「Apple Pay」への登録・利用が可能に
仮想通貨決済関連のサービスを手掛けている米国企業「BitPay(ビットペイ)」は2021年2月12日に、同社が発行しているMastercard(マスターカード)のプリペイドカードを利用している米国ユーザーが、同カードをApple社が提供している非接触型決済サービス「Apple Pay(アップルペイ)」に追加できるようになったことを発表しました。
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Apple Payで「BitPayカード」が利用可能に
BitPay(ビットペイ)は2021年2月12日に、同社が発行しているMastercard(マスターカード)のプリペイドカードを利用している米国ユーザーが、同カードを「Apple Pay(アップルペイ)」に追加できるようになったことを発表しました。
Apple Pay(アップルペイ)とはApple(アップル)社が提供しているモバイルウォレット・非接触型決済サービスであり、「Suica、PASMO、クレジットカード」などといった様々なカードを登録することによって「iPhone、iPad、Apple Watch、Mac」などといった様々なデバイスで簡単にそれらのカードを利用することができるように設計されています。
BitPayのプリペイドカードを「Apple Pay」に追加できるようになったことによって、Apple Payを利用している人々はiPhoneやApple Watchなどでより簡単かつ安全にBitPayカードを使用した支払いを行うことができるようになりました。
なお同社は今回の発表の中で、第4四半期には「Google Pay(グーグルペイ)」と「Samsung Pay(サムスンペイ)」もサポートする予定だと報告しています。BitPayのCEOであるStephen Pair(ステファン・ペア)氏は公式発表の中で次のようにコメントしています。
BitPayカードを使用している何千ものBitPay Walletアプリ利用者が、仮想通貨を使う方法や使える場所を常に探しています。「Apple Pay」を追加して、「Google Pay」や「Samsung Pay」も追加されれば、日用品から高級品まで、より多くの場所でBitPayカードを簡単かつ便利に使用することができるようになります。
BitPay Walletアプリは現在以下のような暗号資産・ステーブルコインをサポートしており、店舗側への支払いを行う際にはそれらの暗号資産を法定通貨に変換して受け渡すことによって、価格変動によるリスクを抑えています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・ジェミナイドル(Gemini dollar/GUSD)
・USDコイン(USD Coin/USDC)
・パクソス(Paxos/PAX)
・Binance USD(Binance USD/BUSD)
仮想通貨に対応したデビットカードは既に複数発行されており、一部のカードは「Apple Pay」に追加できるようになっていましたが、先日は決済大手「Mastercard(マスターカード)」からも『2021年内に暗号資産を直接サポートする』との発表が行われているため、今後は仮想通貨が日常生活でも気軽に利用できるようになっていくと期待されます。
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