仮想通貨市場2021年も強気相場が予想される要因を探る

仮想通貨市場2021年も強気相場が予想される要因を探る

2020年の暗号資産(仮想通貨)市場は、2017年12月以来のビットコイン市場最高値を更新した年になりました。そして2021年に入るとビットコインは300万円を超えていきました。アナリストの予測では、2021年は引き続き「ほぼすべての分野でブリッシュ(bullish)」ということです。

ダウジョーンズ・インデックスが仮想通貨指数提供へ

まず米国の株式市場ですが、 S&Pダウジョーズ・インデックス(S&P DJI)は、2021年初頭から暗号資産(仮想通貨)の指数を提供することになりました。仮想通貨インデックスは暗号資産データのルッカ(Lukka)と共同で提供されます。

世界最強の金融指数プロバイダーが、仮想通貨市場の550の銘柄指数を提供することは画期的であり、機関投資家などの信頼の証です。

BTCは貴金属、ETHは産業用メタルとして珍重される

億万長者のヘッジファンドマネジャーであるポール・チューダー・ジョーンズ( Paul Tudor Jones)氏は、ビットコイン(BTC)を「貴金属」、イーサリアム(ETH)を「産業用メタル」と形容して、BTCとETHを中心にして回る仮想通貨市場の将来に期待しています。

マイクロストラテジー(MicroStrategy)は今年、BTCを買い集めて業界から注目されています。同社は、1BTC当たり平均価格1万9427ドルで2674枚のBTCを購入する戦略を立てて、5,000万ドルを投資しました。同社は、合計4万824枚のBTCを保有することになりました。この動きはほかの機関投資家に大きな刺激を与えています。

今年の仮想通貨市場の大きな話題の1つは、ペイパル(PayPal)、Visaなどの大企業がこの市場に深く参入したことです。ペイパルはBTC、ETHなど主要な仮想通貨の売買サービスを開始すると発表しました。次いでVISAは、6,000万のマーチャントを抱えるその決済ネットワークに、ステーブルコインのUSDCを追加するすると発表しました。

仮想通貨市場は計り知れない可能性

イーサリアム2.0へのアップグレードは、イーサリアムに限らず仮想通貨市場全体にとっても大きな成果であり、DeFi(分散型金融)と併せて2021年の話題をさらうでしょう。DeFiのロックされた時価総額(TVL)は、2020年だけで年初から2,000%、6,700万ドルから14億ドルを超え、驚異的な伸びを示しています。

ちなみにDeFiには及びませんが、NFT(非代替性トークン)もまた大きな伸びを示して注目されています。仮想通貨市場は計り知れない可能性を持って2021年を迎えました。仮想通貨は、在来金融市場の中で無視できない確かな可能性を認められるかどうか、注目される1年になりそうです。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

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参考
End of Year Approaching: Here are the Top Reasons to Be Bullish on Crypto in 2021

参照元:CoinChoice

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