PayPal:暗号資産カストディ大手「BitGo」の買収断念か=Fortune報道


暗号資産(仮想通貨)のカストディ大手「BitGo(ビットゴー)」の買収を計画していた決済大手「PayPal(ペイパル)」が、この買収を断念したことが「Fortune」の報道で明らかになりました。

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BitGo CEO「望ましくないオファーは受けない」と説明

仮想通貨業界では2020年10月に『決済大手PayPalは仮想通貨カストディ大手BitGoなどの仮想通貨関連企業買収に向けた交渉を進めている』ということが報じられていましたが、Fortune誌が”複数の情報筋から得た情報”として報じた内容によると、PayPalはBitGoの買収を断念して新しい買収先を探しているとされています。

BitGo(ビットゴー)は暗号資産を安全に保管・管理するカストディサービスを機関投資家向けに提供している大手企業として広く知られていますが、Fortuneの報道によるとBitGoのCEOであるMike Belshe(マイク・ベルシュ)氏は最近のインタビューで「BitGoが現在160億ドル(約1兆6,000億円)以上の暗号資産を管理していること」や「毎週複数の重要なクライアントを獲得していること」を明かしたと報じられています。

Mike Belshe(マイク・ベルシュ)氏は「PayPalによる買収の噂」について直接は語っていないものの、”BitGoが長年に渡って様々な企業と買収提案ついて話をしてきたこと”を明かしており、『望ましくない金額のオファーには応じない』という考えを語っています。

また今回の報道では『PayPal社は買収交渉についてコメントすることを拒否した』とも報告されていますが、同社に近い関係者は「BitGoの買収交渉が失敗したこと」を確認した上で『PayPalは他の買収を模索している』と付け加えたとも報じられています。

Belshe氏によると、BitGoは現在「成長モード」であるため大きな利益は得られていないものの、非常に健全なバランスシートであり、近い将来に資金調達する予定はないとされています。

>>「Fortune」の報道はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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