【墨汁速報】米最大手コインベース ビットコインなどの信用取引サービス終了へ
米仮想通貨取引所最大手のコインベース(Coinbase)は、現在提供しているビットコインなどの仮想通貨信用(マージン)取引サービスを日本時間11月26日午前2時に終了すると発表した。
関連記事:【墨汁速報】現物決済イーサリアム先物をErisXがローンチ米CFTC規制下で初
CFTCの新たなガイドライン
コインベースによると、仮想通貨の信用取引サービスの停止は米商品先物取引委員会、通称CFTCによる新たなガイドラインに応じたものだという。
日本時間11月26日午前2時より、コインベースでの新たな信用取引でのビットコインなどのポジションを持つことができなくなる。またサービス終了に伴い、リミットオーダーなどは全てキャンセルされる。
既存のマージンポジションについては、すべてのポジションがクローズされた後、12月にサービス自体を完全に終了するとしている。
ビットコインはCFTC規制下のデリバティブへ移行か
2019年より、仮想通貨のデリバティブ取引はCFTC規制下のBakktやErisXなどのビットコイン先物取引所が登場してきた。対して仮想通貨業界ではBitMEXのようなレバレッジ100倍を主なサービスとし、KYC(本人確認)がなくCFTCにデリバティブとして登録がない違法なサービスとして調査などが行われていた。
2020年はSEC(米証券取引委員会)やCFTCの規制強化と違法サービスのとりh締りを行なっており、仮想通貨市場の健全化の努めている。
より健全な仮想通貨市場へ
コインベースによると
「信用取引に対する常識的な規制は、米国カスタマーに安心できるサービスを提供するのに必要だ。コインベースはCFTCとこの目標を達成するために協力していく」
と述べている。コインベースでは度重なる価格の瞬間的な暴落フラッシュクラッシュ“が問題視されており、24日にはリップル(XRP)が一時的に0.9ドルをつけ、0.65ドルまで暴落するということは起こっている。規制強化に伴い、市場のボラティリティは収束していき、価格の安定が期待できるようになるだろう。
関連記事:【墨汁速報】米CFTC BitMEXによるビットコインデリバティブの違法提供の可能性を調査か
※墨汁速報@コインチョイス その他仮想通貨の最新時事ニュースはこちら
▼墨汁サロンではイーサリアム2.0の最新動向や実際のステーキング検証、テクニカル分析理論、最新のDeFiやファンダメンタルなどをより深く解説しています。
参考:Coinbase Pro disables margin trading
参照元:CoinChoice