【墨汁速報】仮想通貨バブル以来の水準 米シルバーゲート銀行2020年Q3ビットコインビジネスの収益を公開

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米シルバーゲート銀行は2020年第3四半期に、機関投資家や個人投資家からのビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の入金が2017年のバブル以来の高水準を記録。ビットコインビジネスの大幅な収益増加となったと収益報告書を公開した。シルバーゲート銀行のSEN(Silvergate Exchange Network)は、ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所Geminiが2019年に参加したことなどで機関投資家サービスとして知られている。

仮想通貨バブル以来の入金水準

シルバーゲート銀行は、仮想通貨スタートアップやファンドなどのブロックチェーン企業の銀行口座の開設に対応した数少ない初期の銀行であり、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨ビジネスを行っていることで知られている。同銀行の収益報告書よると、2020年の第3四半期5.86億ドル、日本円にして615億円に及ぶ仮想通貨の入金があったという。

2020年6月30日時点では15億ドルであったのに対し、同年9月30日には合計で21億ドルの預入となったのだ。ビットコイン価格が200万円を超えて最高値を記録した2017年の第4四半期では8.35億ドルとなり、仮想通貨バブル以来の高水準となったとしている。

SENを利用する機関投資家が急増

またシルバーゲート銀行が機関投資家向けに提供するSEN(Silvergate Exchange Network)による手数料収益は約330万ドルとなり40%もの上昇を記録、68,000トランザクションとなりGeminiなどの仮想通貨取引所への即座のドルの送金を可能としている。

2020年第3四半期にSENで送金された総額は360億ドルにもの上り、2019年の1年間の総額は320億ドルとなるため、大幅な需要増加であることがわかるだろう。SENに参加しているのは

・Gemini
・Coinabase
・Bitstamp
・Kraken
・TUSD
・Genesis
・LedgerX

で、24時間365日入金を行うことがえきる。

ビットコイン担保のローン需要増加

シルバーゲート銀行はビットコインを担保にしたドルのローンである”SENレバレッジ”を提供しており、1300万ドルの借入増加となったとしている。経営企画部長のBen Reynolds氏は

 

「24時間365日ビットコイン担保のローンによる融資を受けられるSENの独自のサービスと賢明な引受により、今後の数四半期でプロダクトの成長を可能にする」

 

と述べている。このようなビットコインなどを担保にしたローンはBlockFiなどのサービスで知られており、イーサリアム上のDeFiなどでも盛んに利用されている。今後機関投資家がビットコインやイーサリアムは投機商品としてだけではなく、このような担保資産としての活用が認知された時、資産クラスとしての需要が増加していくことになるだろう。

 

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参考:Silvergate Bank Sees 40% Increase in Deposits From Digital Currency Customers

参照元:CoinChoice

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