韓国3位の暗号資産取引所「コインビット」取引量の99%水増しか
韓国で3番目に大きい暗号資産取引所である「Coinbit(コインビット)」が『取引量のほとんどを意図的に水増しした可能性がある』として立ち入り調査を受けたことが地元メディア「ソウル新聞」の報道で明らかになりました。
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偽取引で「大規模な取引量水増し」の可能性
Coinbit(コインビット)は韓国の大手暗号資産取引所の1つであり、2020年5月〜7月にかけての平均利用者数は250万人で「Bithumb(ビッサム)」や「Upbit(アップビット)」に次ぐ”韓国で3番目に大きい暗号資産取引所”として知られています。
しかし地元メディアの報道によると、同取引所のオーナーであるChoi Mo氏と複数の運営スタッフは「ゴーストアカウント」を使用して偽の取引を行うことによって、取引量を人為的に水増ししたと報告されています。
『Coinbitが水増し取引を行っている可能性がある』ということは今年5月に内部関係者から情報提供が行われていたとのことで『全体の取引量の最大99%が操作されていた』と報じられています。
また、調査を行った警察は『コインビットは水増し取引で少なくとも1,000億ウォン(約89億円)の不当な利益を得ている』と推定しているとも報告されています。
「ソウル新聞」の報告によると、水増し取引が行われたのは「BTC・ETH・XRP・USDT」などの暗号資産だと報告されており、『Coinbitの会計処理も不透明だった』と指摘されています。
仮想通貨取引所の「取引量水増し」はその他の国でも報告されており、今年7月にはカナダの暗号資産取引所「Coinsquare(コインスクエア)」でも総取引量の90%以上にあたる取引が偽装されていたと報告されています。