イーサリアム2.0 2020年5月最新情報 32ETHステーキングでバリデータ検証をしてみた
どうも墨汁うまい(@bokujyuumai)です。イーサリアム2.0フェイズ0のローンチ準備は日に日に進んでおり、2020年ローンチの可能性が高まっています。本稿ではイーサリアム2.0、通称ETH2の最新の動向とトパーズテストネットでの実際のバリデータテストについて解説を行います。
ETH2メインネット環境のトパーズテストネット
イーサリアム2.0のクライアント開発を行うPrysmatic Labsは、メインネットバージョンの最終段階となるトパーズテストネットをローンチ。このトパーズテストネットでは、実際のイーサリアム上でステーキングする32ETHと同数となる32GoETH(GoerliテストネットEther)で誰でもバリデータテストを行うことができます。
実際に32GoETHをステーキングし、バリデータとしてトパーズテストネットにアクティベートされるとGoETHがバリデータ報酬として増加していることを確認できます。下記画像が実際のバリデータとしてトパーズテストネットに参加している状態となります。
左側がBeacon NodeでBeacon Chainの最新のスロット(レガシーチェーンでいうブロック高)を同期しており、右側がバリデータクライアントで自身のバリデータとしての情報です。Beacon Nodeでは各スロット毎のステーキングやバリデータの解除などの同期情報や、バリデータの署名などを確認できます。
トパーズテストネットは最新のETH2バージョンであるv0.11.1を実装していますが、テスト環境であるためバリデータクライアントやBeacon ChainのノードであるBeacon Nodeはコマンドから起動しなければなりません。正式ローンチにはETHユーザーが簡単にステーキングできるUIやインストーラーが実装されるでしょう。
*ETH2のバリデータでは、Beacon Chainの最新のスロット(ブロック)を同期するBeacon Nodeと、バリデータクライアントを起動しておく必要があります。
関連記事:【墨汁速報】イーサリアム ETH2メインネット環境実装の”トパーズテストネット”をローンチへ
ETH2バリデータが25000を超える
トパーズテストネットでは、現在バリデータ数が25439を記録。これは81.4万GoETHがステーキングされているということになります。Pendingとは、バリデータとしてトパーズテストに登録中のバリデータ数を示し、既に32GoETHをステーキングしているということになります。
出典:Prysm
トパーズテストでバリデータとしてアクティベートされるには、ステーキング後約〜12時間ほど時間を必要とします。実際に筆者が32GoETHをステーキングしてみたところ、アクティベートまで約10時間を必要としました。
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— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) April 25, 2020
イーサリアムのステーキング報酬を計算
イーサリアム2.0において、バリデータ報酬はステーキングされているETH数や、バリデータのオンライン比率によって変動します。このバリデータ報酬を計算できるサイト、ETH2 Calculatorがローンチ。条件を入力することで、バリデータ報酬を簡単に計算することができます。
参考までに年間90%ETH2ネットワークにバリデータとして参加し、200万ETHがステーキングされているとき、年間3.4ETHの報酬、つまり年利10.6%もの報酬を得ることができます。
ETH2速報:イーサリアム2.0のバリデータ報酬計算サイトがローンチ!現時点でETHの市場供給量の1.8%である200万ETHがステーキングされ90%オンラインの場合、
報酬
1年:3.4ETH
2年:7.16ETH(3.508ETH/年)
3年:11.32ETH(3.77ETH/年)となる。#イーサリアム #仮想通貨 #ETH2 #墨汁うまい #バリデータ pic.twitter.com/w1l2ClrPsU
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このようにイーサリアム2.0トパーズテストネットに実際にバリデータとして参加してみると、ETH2のローンチは目前に迫っていることがわかります。コロナショックによる暴落の影響を受けたイーサリアムは、4月30日現在下落から価格が回復し+11%前後となる22,600円前後を推移しており、最安値から2倍以上となっています。
バリデータとしての報酬が最大で10%/年という高いステーキング報酬は、ETH需要を更に加速させていくことになるでしょう。
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イーサリアム2.0 32ETHをステーキングしてETH2トパーズテストネットに参加するやり方マニュアル
参照元:CoinChoice