月: 2017年11月

売りシグナル点灯のユーロ/米ドルは、大きく 下落する可能性も!その理由と対応策は? ブログ

売りシグナル点灯のユーロ/米ドルは、大きく 下落する可能性も!その理由と対応策は?

■2016年夏以降のユーロ/米ドルの日足チャートを分析 今回は、ユーロ/米ドルの分析を行なう。まず、日足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)

 日足チャートを俯瞰すると、ユーロ/米ドルは、ボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。このボックス相場「茶色の破線」の上限は1.16ドル台前半程度、下限は1.0500ドル近辺、と考える。

 昨年(2016年)の11月8日(火)に行われた米国大統領選挙で、事前の予想とは逆に、トランプ候補が勝利したので、マーケット(外国為替市場)は、大混乱した、と考える。

 トランプ米国大統領が確定すると、ユーロ/米ドルは、1.1300ドル近辺にまで急騰し、その後、大きく急落している。

 この大きな急落で、ボックス相場「茶色の破線」の下限(1.0500ドル近辺)を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 振り返ると、(この日足チャートでは表示していないが、)2015年3月に付けたユーロ/米ドルの最安値は、1.0460-65ドル水準だった。

 この最安値を更新して、さらに「売りシグナル」を発した、と考える(日足チャートには、1.0450ドル近辺の「売りシグナル」は表示していない)。

 1.0500ドル近辺と1.0450ドル近辺で発せられた「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは、下落して安値を更新して、1.0350ドル割れの安値を付けた。しかし、1.0350ドル近辺を底値に反発(上昇)している。

 それで、ユーロ/米ドルは、日足チャートに表示したように、ボックス相場「青の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「青の破線」の上限は1.1000ドル近辺、下限は1.0350ドル近辺、と考える。

■2017年4月の仏大統領選の影響で急騰 2017年4月23日(日)に行われたフランス大統領選の第1回投票の結果、中道系独立候補のマクロン前経済相と極右政党・国民戦線のルペン党首が5月7日(日)の決選投票に進むこととなった。

 第1回投票直後の市場の予想では、マクロン候補が勝つ可能性が高い、と判断しており、その場合は、フランスのEU(欧州連合)離脱の懸念はなくなる。

 それで、「リスク回避」の思惑でユーロ/米ドルを売っていた市場参加者が、その買い戻しを行った。

 そのため、日足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、「窓(Gap)」を開けて急上昇している。

ユーロ/米ドル 日足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

  この「窓(Gap)」は、「買いシグナル」と考える。

 そして、このボックス相場「青の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■上値ターゲットを達成し、さらに上昇 ユーロ/米ドルは上昇を続け、昨年(2016年)11月の米国大統領選挙で、トランプ大統領が確定した後に付けた高値(1.1300ドル近辺)を越えて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは上昇して、心理的な節目の1.1500ドルを上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。

 ボックス相場「青の破線」に注目すると、このボックス相場の値幅は、約650ポイントだ。

ユーロ/米ドル 日足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

  この「窓(Gap)」は、「買いシグナル」と考える。

 ボックス相場「青の破線」の上限は1.1000ドル近辺、下限は1.0350ドル近辺、と考える。

 このボックス相場「青の破線」を上抜けした場合のターゲットは、1.1650ドル近辺になる(「青の破線(両端矢印)」で表示した)。

 日足チャートを見てのとおりに、上述のターゲットを達成した、と考える。

■1.1750ドル超えで「買いシグナル」点灯、上昇トレンドに転換 7月下旬の値動きで、1.17ドル台前半の従来の高値を更新した。日足チャートには、1.1750ドルで、「買いシグナル」を発したように表示した。

ユーロ/米ドル 日足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 この時点で、上昇トレンドにトレンド転換した可能性が高くなったと考える。

 「1.18ドル台ミドルのチャート・ポイントを、明確に、上抜けするか、否か?」に注目していたが、1.1850ドルを上に抜けて、さらにトレンド転換した可能性が高くなった、と考える。

 1.1900ドルを上に抜けて、高値を更新したが、1.19ドル台前半を高値に、いったん下落している。

 この1.19ドル台を付けた時点で、相場を考察すると、ユーロ/米ドルが、大きく急上昇した後の調整が起こった、と考える。

 ユーロ/米ドルは、1.19ドル台から1.16ドル台ミドル(1.1650ドル近辺)に下落した。調整が終わると、ユーロ/米ドルは1.16ドル台ミドル(1.1650ドル近辺)から上昇して、1.19ドル台の高値を更新し、そして8月末(8月29日)には、重要なチャート・ポイントの1.2000ドルを上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 1.20ドル台を付けて、高値を更新した後は、ユーロ/米ドルは急落している。この急落は、「調整の下落」と考える。

 9月7日(木)のECB(欧州中央銀行)理事会では…
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NYの車突入事件、容疑者はウズベキスタン出身

[31日 ロイター] - 米ニューヨーク市のマンハッタン南部で31日午後、ハドソン川沿いの自転車専用路に車が突っ込んだ事件で、容疑者の29歳の男は7年前にウズベキスタンから移住した運転手で、ニュージャージー州に住んでいたことが当局者の話などから分かった。

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[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅反発。終値は1996年7月1日以来、21年4カ月ぶりの高値で引けた。ソニー、東京エレクトロンなど前日に発表された国内主要企業の良好な決算を追い風に、ハイテクを中心とする大型株に買い注文が集まった。国内外の機関投資家による月初の買い観測も支えになった。これで毎月第1営業日の株高は17カ月連続となる。後場は高値圏での利益確定売りをこなして上げ幅を拡大。東証1部の売買代金は3兆7557億円で今年2番目の高水準だった。

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[東京 1日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の113円後半だった。午前は米長期金利の上昇に連れ高となったが、午後は「完全にイベント待ち」(国内金融機関)で、こう着感が強まった。

今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が上げ幅を拡大する中で114円目前まで値を上げるも、日経平均の取引終了後に小幅に上げ幅を縮小しています。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

11/1(水)
17:30  10月スイス製造業PMI
18:30☆10月英製造業PMI
19:00  カンリフBOE副総裁、講演
21:15☆10月米ADP全国雇用者数
23:00☆10月米ISM製造業景況指数
23:00  9月米建設支出
23:30  米EIA週間原油在庫統計
27:00☆米FOMC政策金利発表
29:15  ポロズBOC総裁、議会証言

11/2(木)
09:30☆9月豪貿易収支
09:30  9月豪住宅建設許可
※☆は特に注目の材料

本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)について、市場では金利据え置き予想がコンセンサスとなっています。年内利上げ期待が維持されるか、声明を注視する事となりそうです。その他、3日の10月雇用統計を前に10月ADP全国雇用者数や10月ISM製造業景況指数にも注目です。
 
アングル:大手行が北朝鮮サイバー攻撃激化を危惧、次は米銀か News

アングル:大手行が北朝鮮サイバー攻撃激化を危惧、次は米銀か

[ワシントン/トロント 31日 ロイター] - 北朝鮮が、金融ネットワークを破壊することで、ここ数年頻繁に仕掛けてきたハッキング攻撃を激化する可能性に対し、世界の大手銀行は自衛策を講じている。31日に開催された「ロイター・サイバーセキュリティー・サミット」で専門家が明らかにした。

ビッグデータ、業務・政策への活用を常に検討=中曽日銀副総裁 News

ビッグデータ、業務・政策への活用を常に検討=中曽日銀副総裁

[東京 1日 ロイター] - 日銀の中曽宏副総裁は、都内の日銀本店で開かれているフィンテック・フォーラムであいさつし、個人や産業活動が生み出す膨大な情報である「ビッグデータ」について、「中央銀行の業務や政策に大きなインプリケーションを持つ」とし、活用余地を常に検討していく必要がある、と語った。