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豪ドル/円、リスク・オンの流れ

豪ドル/円相場は、19日に豪州の大手銀行の格下げを受けて売られるも一時的となり、その後はNYダウ平均の史上最高値更新など主要国株価の上昇によるリスク・オンの影響から堅調に推移しました。テクニカル面でも、今週に入り日足の一目均衡表の雲上限などが位置する84.50円レベルを突破した事で三役好転が点灯しており、相場は上昇トレンドに入った可能性があります。


(上記豪ドル/円日足の外貨ネクストネオのチャートは6/20の16:44現在)

この後の欧米株が堅調に推移するようならば、豪ドル相場を一段と押し上げる公算が大きいでしょう。その場合、目先的には2月高値(88.177円)?4月安値(81.495円)の下げ幅61.8%戻し(85.624円)に向けた一段高も考えられます。
今夜の注目材料は?6/20 ブログ

今夜の注目材料は?6/20

 東京市場のドル/円は、日本株が上昇する中、111.70円台までじりじりと上値を伸ばして月初来高値を更新。ただ、その後はやや伸び悩んでおり、欧米市場の動きが気になるところです。まずは今夜の注目イベントを確認しておきましょう。 6/20(火)16:15☆ フィッシャーFRB副議長、講演16:30☆ カーニーBOE総裁、講演17:00   ユーロ圏4月経常収支17:00   南アフリカ1-3月期経常収支17:30   コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演21:15   ローゼングレン米ボストン連銀総裁、講演21:30   カナダ4月卸売売上高21:30   米1?3月期経常収支未定  NZフォンテラ乳製品電子入札28:00☆ カプラン米ダラス連銀総裁、講演※☆は特に注目の材料 昨晩のドル高の原動力となったダドリーNY連銀総裁が米連邦公開市場委員会(FOMC)の「ナンバー3」なら、本日講演予定のフィッシャーFRB副議長は「ナンバー2」です。「ナンバー1」のイエレンFRB議長も先週のFOMC後の会見で金利とバランスシートの正常化に前向きな姿勢を示しており、フィッシャー副議長も同様のスタンスなら、FOMC「トップ3」の足並みが見事に揃う事になります。ただ、講演はオランダ中銀主催のマクロプルーデンス政策に関する協議会で行われるため、金融政策には言及しない事もありえます。 (欧米時間のドル/円予想レンジ:111.100-112.200円 )   
今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル ブログ

今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル

ユーロ/ドル相場は、今月に入り1.12ドル台後半に上昇した後の下押しが1.1130ドル台までとなるなど、高止まりしています。日足の一目均衡表は遅行線がローソク足を下抜けようとするなど微妙な形ではありますが、
週足では三役好転が点灯中です。したがって、下押しが週足の雲付近で留まるようならば、上昇トレンドは継続していると見たほうがよさそうです。


(上記ユーロ/ドル週足の外貨ネクストネオのチャートは6/20の10:57現在)


(上記ユーロ/ドル日足の外貨ネクストネオのチャートは6/20の11:00現在)

○上値目処
20日線(1.12087ドル)や日足の一目均衡表の転換線(1.12138ドル)が位置する1.12ドル台前半を突破すると、焦点は6/14高値(1.12958ドル)となるでしょう。近くにボリンジャーバンド+2シグマ(1.12889ドル)もあり、抵抗が予想されるところではありますが、もし超えられれば、15年8月と16年5月の高値を結ぶレジスタンスライン(1.14575ドル)に向けた一段高もあるでしょう。

○下値目処
足元で下押し目処となっているボリンジャーバンド-2シグマ(1.11286ドル)を押し下げる陰線が出現したら、週足の一目均衡表の雲(1.08427ドル-1.09945ドル)に注目です。特に雲の下限付近には200日線(1.08260ドル)や、チャート上に開いた窓(4/21高値1.07381ドル-4/24安値1.08208ドル)もあり、要注目です。維持できれば下げ一巡で反発期待、割り込むようならば窓埋めで一段安のシナリオが考えられます。

○上値目処
1.11790ドル(6日線)
1.12087ドル(20日線)
1.12138ドル(日足の一目均衡表の転換線)
1.12958ドル(6/14高値)
1.12989ドル(16年11/9高値)
1.13371ドル(ボリンジャーバンド+2シグマ)
1.14575ドル(15年8月と16年5月の高値を結ぶレジスタンスライン)
1.16160ドル(16年5月高値)

○下値目処
1.11343ドル(日足の一目均衡表の基準線)
1.11285ドル(ボリンジャーバンド-2シグマ)
1.10583ドル(週足の一目均衡表の転換線)
1.10259ドル(月足の一目均衡表の基準線)
1.09945ドル(週足の一目均衡表の雲上限)
1.09175ドル(13週線)
1.09145ドル(75日線)
1.09030ドル(日足の一目均衡表の雲上限)
1.08972ドル(52週線)
1.08427ドル(週足の一目均衡表の雲下限)
1.08260ドル(200日線)
1.08191ドル(月足の一目均衡表の転換線)
1.08175ドル(週足の一目均衡表の基準線)
1.08131ドル(26週線)
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/20 火) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/20 火)

  ----------6/19ドル円相場概況--------------------- OP 110.804HI 111.597LO 110.783CL 111.520  東京市場は、加計問題を他所に進んだ株高を好感して111円台を回復。やや伸び悩む場面もあったが、午後には111.20円台へと上昇した。欧州市場では株価の小反落につれて110.90円台に差し込むも下値は堅かった。NY市場に入り、ハト派のダドリー総裁がタカ派発言を行うと米長期金利とともにドルが上昇。NYダウが史上最高値を更新するなど株高が進む中で円売りも進み、111.597円まで上値を伸ばした。  -----------6/19主な出来事----------------------------

18日の仏下院選決選投票、マクロン大統領の「共和国前進」過半数を確保 08:48 ロウRBA総裁・豪経済はより力強い成長が可能・今後数年間の豪成長はやや力強さを増す見込み 08:50 (日) 5月貿易収支 -2034億円前回+4817億円→+4811億円予想+433億円   16:55 格付け会社ムーディーズ、大手4行を含む豪銀行12行の長期格付けを引き下げ 21:05 ダドリーNY連銀総裁・失業率が4.3%に低下し、インフレ率が1.5%程度で推移する現在の状況は『極めて良好』・労働市場の引き締まりが続き賃金も少しずつ持ち直すことで、2%の目標に緩やかに回帰するだろう 25:47 デービス英EU離脱担当相・BREXITの議論は非常に生産性があった ------------6/19株式・債券・商品----------------------
  ---------6/20きょうの注目材料-------------------------<国内>特になし <海外>08:00    エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演10:30    1-3月期豪住宅価格指数10:30    RBA理事会議事要旨15:00    5月独生産者物価指数16:15    フィッシャーFRB副議長、講演16:30    カーニーBOE総裁、講演17:00    4月ユーロ圏経常収支17:00    1-3月期南アフリカ経常収支17:30    5月香港消費者物価指数17:30    コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演21:15    ローゼングレン・ボストン連銀総裁、講演21:30    4月カナダ卸売売上高21:30    1-3月期米経常収支28:00    カプラン・ダラス連銀総裁、講演 --------6/20きょうのひとこと------------------------- 昨晩のドル円の上昇はやや意外感が残るものでした。ダドリーNY連銀総裁の発言があったとはいえ、先週金曜日の失速の後味が悪かっただけに、その金曜高値をこうもあっさり超えるとは思いませんでした。ドル円は、先週のFOMCをまだ消化し切れていないという事かもしれません。ただ、FOMCのハト派の中心メンバーの明るい見通しが米株式市場を勇気付けたのは、ドル円にとって心強い動きと言えるでしょう。なお、昨日のNYダウは史上最高値で引けています。ドル高よりも円安がドル円上昇のメインエンジンになりそうな気配も漂っています。   本日もよろしくお願いいたします。   
いよいよ英とEUの離脱交渉がスタート! ブログ

いよいよ英とEUの離脱交渉がスタート!

英国の欧州連合(EU)離脱が決まった国民投票から1年、英国がEUに離脱を通知してから3カ月が経過し、いよいよ本日から両者による交渉がスタートする。もっとも、先日の英総選挙で与党・保守党が想定外の敗北を喫した事で、メイ首相の求心力は低下しており、首相が掲げる「強行離脱(ハード・ブレグジット)」路線の遂行にも不透明感が漂っている。実際に与党内からも「ハード・ブレグジット」の見直しを求める声が上がるなど、政権の離脱に対するスタンスが揺らぎ始めた。 その意味では、本日の会合は英国のデービス離脱担当相とEU側の交渉責任者であるバルニエ委員の「顔見せ」的なものになると見られ、離脱の条件や今後の関係性などの核心的な協議に進む可能性は低いと考えられる。「顔見せ」会合を無難に終えれば、ポンド相場には大きな影響はないのかもしれない。とはいえ、もしキックオフの段階で躓くようだと、ただでさえ難航が予想される今後の交渉の見通しは全く立たなくなる。念のため会合後の共同記者会見には注目しておきたい(会見は25時頃からとの報道あり)。 

今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、仲値公示に絡んで111.10円台まで値を上げるも、その後は伸び悩みました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/19(月)
18:00  4月ユーロ圏建設支出
18:00☆英EU離脱交渉開始
21:00☆ダドリー米NY連銀総裁、講演

6/20(火)
10:30☆豪RBA議事録
※☆は特に注目の材料

足元で弱い米経済指標が目立った事で、金利先物市場を中心に米年内利上げ打ち止め観測が強まっています。この後は主だった米経済指標の発表が予定されていないため、引き続きドルの上値は重そうです。

また、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉が開始されます。ただ、本日は顔合わせの色合いが強いとされており、ポンド相場への影響は限定的と見られます。
 
6/16に発表されたIMMポジション ブログ

6/16に発表されたIMMポジション

以下、ポイントです。

・円
50553枚ショートと、前週比4474枚減。内訳(図3)を見ると、ロングが5千枚近く減少しているも、ショートが1万枚の減少となっている。米FOMCを前にポジションを縮小した様子が窺える


図1:IMMポジションとドル/円相場(下記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)


図2:IMMポジション(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
通貨枚数前週比円50553枚ショート4474枚減ユーロ79053枚ロング5044枚増ポンド39441枚ショート2725枚増スイスフラン14460枚ショート2095枚減カナダドル88595枚ショート5906枚減豪ドル1511枚ショート1397枚増メキシコペソ95814枚ロング10993枚増ニュージーランドドル1595枚ロング3380枚増
図3:投機筋の円ポジションの内訳(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
 17/06/1617/06/09Long34,16039,736Short84,71394,763Net-50,553-55,027