昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/20 火)
2017-06-20
----------6/19ドル円相場概況---------------------
OP 110.804
HI 111.597
LO 110.783
CL 111.520
東京市場は、加計問題を他所に進んだ株高を好感して111円台を回復。やや伸び悩む場面もあったが、午後には111.20円台へと上昇した。欧州市場では株価の小反落につれて110.90円台に差し込むも下値は堅かった。NY市場に入り、ハト派のダドリー総裁がタカ派発言を行うと米長期金利とともにドルが上昇。NYダウが史上最高値を更新するなど株高が進む中で円売りも進み、111.597円まで上値を伸ばした。
-----------6/19主な出来事----------------------------
18日の仏下院選決選投票、マクロン大統領の「共和国前進」過半数を確保
18日の仏下院選決選投票、マクロン大統領の「共和国前進」過半数を確保
08:48 ロウRBA総裁
・豪経済はより力強い成長が可能
・今後数年間の豪成長はやや力強さを増す見込み
08:50 (日) 5月貿易収支 -2034億円
前回+4817億円→+4811億円
予想+433億円
16:55 格付け会社ムーディーズ、大手4行を含む豪銀行12行の長期格付けを引き下げ
21:05 ダドリーNY連銀総裁
・失業率が4.3%に低下し、インフレ率が1.5%程度で推移する現在の状況は『極めて良好』
・労働市場の引き締まりが続き賃金も少しずつ持ち直すことで、2%の目標に緩やかに回帰するだろう
25:47 デービス英EU離脱担当相
・BREXITの議論は非常に生産性があった
------------6/19株式・債券・商品----------------------
---------6/20きょうの注目材料-------------------------
<国内>
特になし
<海外>
08:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
10:30 1-3月期豪住宅価格指数
10:30 RBA理事会議事要旨
15:00 5月独生産者物価指数
16:15 フィッシャーFRB副議長、講演
16:30 カーニーBOE総裁、講演
17:00 4月ユーロ圏経常収支
17:00 1-3月期南アフリカ経常収支
17:30 5月香港消費者物価指数
17:30 コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演
21:15 ローゼングレン・ボストン連銀総裁、講演
21:30 4月カナダ卸売売上高
21:30 1-3月期米経常収支
28:00 カプラン・ダラス連銀総裁、講演
--------6/20きょうのひとこと-------------------------
昨晩のドル円の上昇はやや意外感が残るものでした。ダドリーNY連銀総裁の発言があったとはいえ、先週金曜日の失速の後味が悪かっただけに、その金曜高値をこうもあっさり超えるとは思いませんでした。ドル円は、先週のFOMCをまだ消化し切れていないという事かもしれません。ただ、FOMCのハト派の中心メンバーの明るい見通しが米株式市場を勇気付けたのは、ドル円にとって心強い動きと言えるでしょう。なお、昨日のNYダウは史上最高値で引けています。ドル高よりも円安がドル円上昇のメインエンジンになりそうな気配も漂っています。
本日もよろしくお願いいたします。
参照元:外為どっとコム総合研究所