120円が見えてきた! 3月には跳ね返された ドル/円の115円台、今回はブレイク濃厚!

■米ドル/円は115円台に向けてじわじわ回復 みなさん、こんにちは。
 米ドル/円は前回のコラムでご紹介した115円台に向け、じわじわと回復しており、現在、114円台前半で推移しています。
【参考記事】
●仏大統領選を無事通過してリスクオン再開。米ドル/円は115円に向けて反発する公算大(4月27日、西原宏一)
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■過去2カ月のマーケットを振り返る ここで、ゴールデンウィークを挟んでのマーケットを振り返ってみます。
 過去2カ月、マーケットはグローバルなリスクオフ要因に振り回される展開。
 フランス大統領選挙でのルペンリスクや東アジアの地政学リスクが高まるにつれて、投資資金はどうしてもリスクオフに備えざるを得ない展開でした。
 結果、米ドル/円も安値圏で推移。
【参考記事】
●地政学リスクはシリアから東アジアへ! 北朝鮮有事は円高要因か? 円安要因か?(4月13日、西原宏一)
●今週はセル・ザ・ファクトのユーロ安に注意。豪ドルが示すリスクオン相場の盲点とは?(5月8日、西原宏一&大橋ひろこ)
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
 日経平均も上値が重い展開でした。
 それが、東アジア情勢の沈静化で、米ドル/円も少しずつじり高に推移しており、本稿執筆時点で、114円台前半で推移しています。
■米ドル/円反発の要因は3つ 米ドル/円反発の要因はまずドル金利の反発。
米長期金利(米10年物国債利回り)(出所:Bloomberg)
 そして、2万円近くまで急騰している日経平均の動向。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
 それに加えて、英ポンド/円の上昇。
 このコラムなどでも紹介させていただいたように、昨年(2016年)のBrexit(英国のEU離脱)決定以降、英ポンド/円と米ドル/円の相関は極めて高いものがあります。
【参考記事】
●仏大統領選を無事通過してリスクオン再開。米ドル/円は115円に向けて反発する公算大(4月27日、西原宏一)
 その英ポンド/円は本稿執筆時点では、147.80円と堅調推移。
 これは、英ポンド/円の重要なレジスタンスである75週移動平均線の147.31円を超えてきています。
英ポンド/円 週足(出所:Bloomberg)
 そして、今週(5月8日~)になって、英ポンド/円に加えて米ドル/円を…

参照元:ザイFX! 西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

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