FOMC後の米ドル下落は想定どおり。 ドル/円は113円台へ下落。上値は重いか…
2017-03-16
本日(3月16日)未明、注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されました。
コンセンサスどおり、FFレート(※)のターゲット・レンジは0.25%引き上げられ、0.75%~1.00%へ。
(※編集部注:「FFレート」とは、フェデラルファンド金利のことで、FF金利とも呼ばれる。米国の政策金利)
(出所:FRBのデータを基にザイFX!編集部が作成)
政策金利見通しでは引き続き、FOMCが今年(2017年)3回、来年(2018年)3回(中央値ベース)の利上げを予想しているという内容にとなり、きわめてハト派的なトーンに終始しました。
結果、発表後の米ドル/円は、米ドル売りに。
米ドル/円は115.00円レベルから、一気に113円台前半に反落しました。
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
米ドル/円は、昨年(2016年)12月のFOMCで利上げを発表した局面で到達した、118.66円が高値となり反落したのと同じ流れに。
つまり、セル・ザ・ファクト。
【参考記事】
●昨年12月FOMCの値動きが再現される? ドル/円はイベント注視して短期的に売りも(3月13日、西原宏一&大橋ひろこ)
●FOMC後のセル・ザ・ファクトを警戒! 米ドル/円が115円を突破するカギは…!?(3月9日、西原宏一)
今回も、米ドル/円は115.51円の高値に到達した後、FOMCを受けて反落。
これで当面、115円台ミドルを高値に米ドル/円は調整へ。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
以下のチャートは、前回のコラムでもご紹介した…