ECBのテーパリングは時期尚早とみる。 一目均衡表で主要通貨ペアを分析すると…
2016-10-20
堅調だったニューヨークの株式市場も、高値圏でジグザグ運動を始めています。
NYダウ 日足(出所:CQG)
FOMC(米連邦公開市場委員会)でさらなる利上げに関して、一定の方向性が出てくるまでは、なかなか動きづらいということでしょう。
米ドル/円も104円台を維持することができず、再びレンジ内に戻ってきています。大きな材料がない限り、トレンドを作るのは難しいでしょう。
【参考記事】
●不安材料満載のユーロ、英ポンドは売り! ドル/円は100~105円のレンジ相場入りか(10月13日、今井雅人)
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■原油価格の下値は底堅い。資源国通貨は堅調に推移 原油価格は、堅調です。
OPEC(石油輸出国機構)加盟国の臨時総会で実質的な減産合意がなされ、非加盟国のロシアがそれに追随する意向を示して以来、原油価格は下値が堅くなってきました。
【参考記事】
●OPEC原油「減産」合意でリスクオンだが、とりあえず影響は一時的とみる理由は?(9月29日、今井雅人)
WTI原油先物 日足(出所:CQG)
中国の7-9月期のGDPが年率で6.7%と、3期連続で同じ結果となったことについては、どちらかと言うと市場は好意的に受け止めています。原油価格を含む資源価格にとっては好材料でしょう。
当然、資源国通貨である豪ドルやNZドルなどには買い材料となっています。これらの通貨は、堅調に推移するでしょう。
豪ドル/米ドル 4時間足 (リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 4時間足)
NZドル/米ドル 4時間足 (リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:NZドル/米ドル 4時間足)
さて、欧州の方に目を向けてみると…