<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>雇用統計後のドル/円は100円割れ!?105円!?</i> 下旬の日銀会合次第では95円の可能性も
2016-09-01
先週末の8月26日(金)、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長がジャクソンホールで開催された経済シンポジウムで講演し、「ここ数カ月で利上げの環境が整ってきた」という発言をしました。
さらに、それに関連してフィッシャーFRB副議長が、「イエレン議長の発言は、9月の利上げもありうるという意味だ」というような趣旨の発言をしましたので、市場で米利上げの期待感が高まっています。また、そうした期待感を受けて、米国の金利も上昇しました。
為替市場でも、それまではこの先、米ドル安になるという見方が強く、ポジションもドルショートに傾いている状況でしたので、その反動で米ドル高に向かっています。
米ドル/円は、103円台半ばまで上昇してきました。
米ドル/円 4時間足 (リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■予想値を超えれば、米ドル/円105円へ! だけど… さて、今後のことですが、イエレンFRB議長も、フィッシャーFRB副議長も「利上げペースは、経済情勢による」とも発言しています。
そこで、重要になってくるのが、冒頭でお伝えした米雇用統計です。
米雇用統計(非農業部門雇用者変化数)(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)
9月1日(木)現在の予想値は、非農業部門雇用者変化数の前月比が18万人の増加となっています。予想値の18万人を超えてくるような結果になれば、利上げムードがさらに高まるでしょう。
まだ市場はドルショートですので、ますます米ドルは上昇し、米ドル/円も105円程度まで上昇してくるのではないかと思っています。ただ、利上げの期待感だけではそのあたりまで上昇するのが、せいぜいではないかとも思います。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
逆に悪い結果になった場合…