上海合意で「株高・資源高・米ドル安」が 進行中だが今後の狙いはユーロ/円の上昇
2016-04-21
前回のコラムでご紹介したように、今月(4月)上旬、一気に5円弱急落したあとの米ドル/円は調整局面を継続しています。
【参考記事】
●パナマ文書が安倍政権の爆弾になる!? 原油本格反発のカギ握るドーハ会合に注目(4月14日、西原宏一)
ドーハ会合の決定を受け、今週(4月18日~)も再び米ドル/円は107円台に突入しましたが、今回も107円台後半をブレイクできず反発…。
中期の円高の流れは変わらずも、当面、米ドル/円は調整局面が継続。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■上海合意のもと、「株高・資源高・米ドル安」進行中 米ドル/円での米ドル安はいったん沈静化しましたが、上海合意のもと、「株高・資源高・米ドル安」は進行中…。
【参考記事】
●安倍首相が米国に「介入しない」と宣言!? 上海合意で、米ドル/円は100円も視野に!(4月7日、西原宏一)
NYダウはついに1万8000ドルを回復、ドーハ会合での失敗にも関わらず原油は反発。鉄鉱石を始めとする商品市況は上昇。
NYダウ 日足(出所:CQG)
WTI原油先物 日足(出所:CQG)
鉄鉱石 日足(出所:CQG)
資源国通貨である豪ドル/米ドルは0.78ドル台を回復、節目の0.8000ドルをうかがう展開で米ドル安へ。
豪ドル/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
また、前述のように、米ドル/円は107円台まで急落する米ドル安となっています。
しかし、こうした環境下、米ドル安が進んでいないのが…